2017/07/26 Wed
活動
要請と活動
どうも、ベトナムの大藤です。
今回から要請内容や活動について書いていこうと思います。
私は獣医・衛生という職種で、要請内容は乳牛の疾病の予防と治療の向上、具体的には繁殖障害、乳房炎、蹄病という、酪農場でよく遭遇する問題の改善がです。
が、一番に配属先から要望されたのは子牛たちの疾病予防と治療でした。
これも上の3つと同様、多くの酪農家が頭を悩ませている問題です。
子牛が健康に育って、子供を産んで、初めてお乳を搾れる(つまり収入になる)んですが、とにかく子牛は病気になります。
産まれて2カ月の間に何も治療しない子牛の方が珍しいくらい…。
赴任当初記録を調べたところ当酪農場では年間200~300頭の子牛が産まれていますが2割近くが子牛のうちに牧場からバイバイしていることが分かりました。
中にはほかの酪農家にドナドナされていくのもいますが、多くは病気が治らず死んでしまったものです。
とういうことでまずは原因の調査、そしてそれに対する有効な改善策を限られた材料で見つけていく。
ということでここ半年ほど試行錯誤していますが、まぁなかなか結果は出てこないですね。
改めて思うことは、日本にいたころはいろいろ検査ができて、薬剤や道具があったんだなぁということです。
ということで次回はこれまでにあった失敗例を紹介しようと思います。
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