2018/09/09 Sun
青年海外協力隊の派遣目的 その3
国際的視野の涵養とボランティア経験の社会還元
交通運輸の発展で各国の距離は縮まりました。情報に至ってはもはや誤差といってよいほどの距離となっています。人、物、情報の行き来は今やなくてはならないものになりました。
皆さんの近くのコンビニやレストランにベトナム人のアルバイトはいませんか。今日食べたもの、今着ている服、雑貨などなど、海外から来たもので溢れていませんか。海外で活躍するスポーツ選手よ、感動をありがとう。
一方で国の思惑、思想信条の違い、相互理解の欠如から起こる国際問題もまた身の回りに溢れています。
鎖国していた頃の日本人は、長崎の出島など、針の穴から差し込む海外からの情報という光に飢えていたと言います。ペリー提督が来るずっと前から海防の重要性、欧米の脅威、アヘン戦争による清国の没落などを当時の日本人は知っていました。だからこそ偉大な先人たちはアジアにあって唯一自主独立を保てたのです。
逆に海外からの人、物、情報が溢れてしまった現代、それらが当たり前になりすぎて関心を持たなくなってしまっているのではないでしょうか。
未だに「国際的視野」が何を指しているのか私の中で漠然としてはいますが、ただ、個人レベル、また国レベルでの国際関係に興味を持つようにはなりました。今は特にベトナムからのいわゆる「出稼ぎ」の問題に大変興味があります。将来的にはこれらに携わるボランティアができればとも思っています。
大して何も考えていなかった2年前と比べたら、少しは視野が広がったのかな。
知行合一。
考えるだけではまだ不十分。帰国したら行動で社会還元していこうと思います。
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