2018/09/02 Sun
活動
12年ぶりのサイエンスクイズ優勝!


Me ma mo aha!(メマモアーハ みなさんこんにちは)
つい先日、嬉しい出来事がありました。
ガーナのテレビで報道されている、National Science and Math Quiz
(通称 NSMQ)で、配属先の高校が見事1位に輝きました!
Conglatulations!
ガーナ国内およそ400校が参加するこのクイズ大会。
毎年この時期に開かれていて、今年で25周年!となかなか歴史のある人気番組です。
名前通り、理科(物理、化学、生物)と数学の問題が出題され、
真偽を問う問題、スピードを競う問題、記述式の問題、と第1~5ラウンドまで行われます。
学生の学力を促進させるために、始まったこの番組。
この日のために、生徒、先生たちは夜遅くまで準備、準備…
その努力が実り、なんと12年ぶりの優勝!ワールドカップ3回分ですね!


そんなガーナ国内でもトップレベルの成績を誇る、進学校。
生徒は勉強熱心、先生は教育熱心でとてもいい学校です。
ここで、私はICTを生徒に教えています。
PC機器が十分にない、停電が多く、電力が安定しない…
いろいろと課題がある中で、生徒の実技力をいかにアップさせられるか、
同僚と試行錯誤の毎日。


ガーナでは、ICTは小学校から必修科目とされていますが、
ほとんどの小学校、中学校では、PCのない環境でICTを学ぶため、
高校で初めてPCを触る子もいたり、逆に裕福な家庭育ちで
タイピングもとても早くできる子がいたり…
と、かなり格差があるのが現状です。
昨年から高校では、ICTが大学の受験科目として選択可能となり、
ガーナの教育の中でも重要視されているよう。
ICT選択の生徒は毎日ICTの授業を受けます。
高校の先生は、授業で使えるPCが目の前にあるのに、
全く使わずに、セオリーを板書するだけの授業をしたり、
逆に機器トラブルでPCが動かないからと、
丸一時間何も教えない授業があったり…
と、なかなかアップダウンの激しい授業。
派遣期間の2年間。
生徒の実技力アップはもちろんのこと、
同僚の先生たちと同じ目線で仕事をして、
一緒に理想の授業を作っていきたいな、と思っています。
SHARE