JICA海外協力隊の世界日記

クズ・ザンポーラ♪ 幸せの国の農場便り♪

年間報告会議♪

クズ・ザンポーラ♪ 世界中の皆さんこんにちは♪

日本は今年、記録更新の暑さとなる中、こちらブータンは早くも一日の中での気温差も広がりだして短い秋へと進みだしております。

その中で、今回は先月末に行われた配属先で、自身も発表を行った年次報告会についての内容をお伝えします♪

(上の写真はその時の集合写真になります♪久しぶりのブータンの民族衣装を着ての二日間でした!)

まず、この時期に年間報告会?と思われる方も居るかと思いますが、日本の4月からの新年度とは異なり、ブータンの会計年度は6月に終わり、7月から始まる為、昨年度の集計が済んだ先月に前年度の報告会を行う事になります。

(また、1月の世界日記にも投稿した様に、次年度の計画会は1月に行われます。)

そして、この報告会は配属先の各農場の生産報告をするだけでなく、配属先の事務も含めて倉庫、調整・梱包等の全ての部門の担当者が前年度に行われた事を報告します。

自身もこれまでに行った活動内容を含めて、いくつかの提案事項を述べさせて頂きました♪

さらに、この報告会では単に生産目標や個人目標の達成状況以外にも抱えている課題についての話し合いや解決策の提案とその検討をしました。

(上の写真は自身の発表では無く、共に働く農場の農場長によるプレゼンテーションの写真です。)

個人的に、3日間は必要そうなプログラムを2日間にして、建設的な会議が行われ、何が問題か?・今後どうするか?等の話し合いが行われ、(発表言語は現地の主要言語であるゾンカ語ですが、プレゼンテーション自体は英語で作成されているので)内容に関しては他部門や他農場の事でもある程度、理解する事が出来ました。

では何故、建設的に感じたかと言うと、上の写真の様に(日本では当たり前の事ですが)今回の2日間の会議中の議事録をシッカリと記録し、最後の総括のタイミングで再び「振り返り」の時間を設けて、議論した配属先の姿勢に、私は関心しました。

(ブータンの組織によっては、単に集まって、話すだけ話して終わりと言う典型的な会議も行われるので。)

ただ、私自身はこの写真に書かれている様に、「(採種生産の質的・量的向上には)栽培履歴と共に栽培環境の記録とその利用が今後の生産活動ではカギとなり、それに当たり分析機材の導入の検討をすべきで、それについて自身も可能な限り補助する。」と提案しました。

この事は通常、農場を管理する上では当然の事なのですが、それまでそれをせずとも何とかやってきた配属先の各農場にとっては「手間」を押し付けられたかの様に感じると思いますが、『その地道な行動による「ヒト手間」が今後のブータンの農業の改善や発展に繋がるのだ。』と言う事が今回の発表で伝われば良かったと感じます。

*:結果的に、今回提案した内容の分析機材の導入は前向きに予算も含めて検討され、今月にはそのレクチャーに関して近隣の農場スタッフと共に行い、活動終了前に利用開始が進む事を期待します。

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