2018/05/03 Thu
活動 農業
春の農場便り♪


クズ・ザンポーラ♪ 世界中の皆さんこんにちは♪
日本も暖かくなり春の陽気が出て来ているトコだと思いますが、私の任地であるブータン西部パロ県の農場でもまた段々と春の作業が増えて来ましたので、今回はその紹介をしたいと思います♪
上の写真は作付予定の圃場に冬に山から取って来た腐葉土を撒く作業をしている時の様子です♪
日本からの援助で送られて来た農業機械を使いながらも、農場の従業員達と私達の圃場のほぼ全てにこの様にして手作業で腐葉土を撒き、作付の準備を行います。


これは、今年から一部の圃場で栽培予定の畝にビニールのシートを張ってマルチングと言う除草対策をしている時の様子です♪
本農場ではこのマルチングを行うのが始めてと言う事も有り、日本も今では機械による作業となる中、私の指導によりマルチ張りの方法を伝えて、約6a(600㎡)の面積の圃場にマルチング処理を行いました♪
丸一日かけてマルチ張りを行い、今度は作物(今回はインゲンマメ)を植える為の植穴を開ける作業を行いました♪
均等の長さの間隔になる為のモノサシを持ちながら金属製のコップを逆さにしてマルチに穴を作り、開いた箇所のビニールがゴミにならない様に指示をして、綺麗に植穴が出来るのも実直に作業を進めれるブータン人の特徴とも言えるかもしれません。
その後、皆で手分けして今度はその出来た植穴に豆を植えました♪これが、今年最初の播種作業となりました♪
そして、ここで植えた豆が種子になるまでにはあと約5カ月程かかります!!
ちなみに、この豆を植える時も植穴を広げる人、種子を植える人、土を被せる人が連係して作業を行い、水遣りを最後に行い順調に成長するのを待ちました♪


また、これは今年から長ネギの育苗を行う事になり、その為の圃場作りを行う時の様子で、この時の写真は二人の従業員が圃場をまず綺麗にして、どんな規模の畝作りをしようか検討している時の様子です♪
わずか半日で綺麗に幅の揃った直線の畝が手作業で3本完成しました♪
午後には4本の畝が完成して、長ネギの種子を植える為の植溝を3列作り、そこに種子を筋播きをしました♪
今回、長ネギの種子を播いた後、ある程度成長すると今度は大きくなった苗を上の写真にある様な本圃場の様に定植し、栽培を継続させますが、長ネギは種子を植えてから再び種子が取れるまでに一年半近くかかるので、既に私は帰国しておりますが、順調に育ってくれると良いなと思います♪
これ以外にも、他の野菜の育苗準備や播種作業、圃場の準備等、夏秋に向けての本格的な農繁忙期に向けて少しずつ忙しくなりつつある春の私達の農場の紹介でした♪
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