2016/02/18 Thu
活動
環境隊員の強い味方
コンポスト。
【compost】
①発酵によって生ごみを堆肥に変える手法。
②ごみ減量に直結する。環境教育隊員の強い味方。
今回はフィジーで取り組んでいるホームコンポストの活動について、紹介します。
生ごみが堆肥に変わる、その理論を簡単に説明するとこんな感じ。
コンポスト容器に入れることができるのは、野菜や果物の皮・食べ残しなどの生ごみと、木の葉や雑草などです。
生ごみは水分を多く含んでいるため、その水分調整のため木の葉や雑草を併せて加え、微生物による分解を促します。
微生物は私たち人間のように、あたたかくて美味しい空気が吸えて、適度に水分があるところが好きなので、彼らが活動しやすいように時折コンポスト容器を混ぜて、環境を整えてやる必要があります。
ここフィジーでも環境省から配属先である町役場へ、昨年10個のコンポスト容器が届けられました。
町役場はこれを市民へ販売し、3か月に1回の頻度でモニタリングを行っています。
実際ふたを開けてみると…
かぼちゃのわたや玉ねぎの皮、たまごの殻といったおなじみのものから、食べ残しのキャッサバやパパイヤ、バナナの皮など、さすが南国といったものもお目見えします。
フィジーでは分別回収が行われていません。
日本人にとってはもはや当たり前の分別ですが、ふたを開けてみると歯磨きのチューブやフォーク(一体なぜ…笑)が入っていることもままあります。
そういった容器の所有者には「分別をより適切に行ってほしい」と伝え、今日もさんさんと照りつける太陽の下、モニタリングを続けます。
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