JICA海外協力隊の世界日記

走るように 歩くように

環境隊員の強い味方

コンポスト。

【compost】
①発酵によって生ごみを堆肥に変える手法。
②ごみ減量に直結する。環境教育隊員の強い味方。

今回はフィジーで取り組んでいるホームコンポストの活動について、紹介します。


生ごみが堆肥に変わる、その理論を簡単に説明するとこんな感じ。

コンポスト容器に入れることができるのは、野菜や果物の皮・食べ残しなどの生ごみと、木の葉や雑草などです。

生ごみは水分を多く含んでいるため、その水分調整のため木の葉や雑草を併せて加え、微生物による分解を促します。

微生物は私たち人間のように、あたたかくて美味しい空気が吸えて、適度に水分があるところが好きなので、彼らが活動しやすいように時折コンポスト容器を混ぜて、環境を整えてやる必要があります。


ここフィジーでも環境省から配属先である町役場へ、昨年10個のコンポスト容器が届けられました。

町役場はこれを市民へ販売し、3か月に1回の頻度でモニタリングを行っています。

実際ふたを開けてみると…

かぼちゃのわたや玉ねぎの皮、たまごの殻といったおなじみのものから、食べ残しのキャッサバやパパイヤ、バナナの皮など、さすが南国といったものもお目見えします。

フィジーでは分別回収が行われていません。

日本人にとってはもはや当たり前の分別ですが、ふたを開けてみると歯磨きのチューブやフォーク(一体なぜ…笑)が入っていることもままあります。

そういった容器の所有者には「分別をより適切に行ってほしい」と伝え、今日もさんさんと照りつける太陽の下、モニタリングを続けます。

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