JICA海外協力隊の世界日記

走るように 歩くように

花を咲かせよう

「ペットボトルを使ったワークショップをしてほしい」

と、小学校の先生からお話をいただきました。

チャンス到来!!

せっかくならばフィジーで簡単に手に入る材料で、フィジーの先生たちにも「あ、私にもできそう」って思ってもらえるようなワークショップにしたい。

そこで目を付けたのがはぎれ

フィジーではオーダーメイドでシャツやワンピースを仕立てることが多く、仕立て屋さんからは大量のはぎれがごみとして出ます。

そのはぎれを下絵を描いた布に貼り、「みんなで学校の旗を作ろう!」というワークショップをすることにしました。

布を買い、仕立て屋さんからはぎれをもらい、下絵を描いて、はぎれを細かく切る。

下準備に3時間を費やし、いざ当日

初めは恐る恐る見ていただけの子どもたちが、「代わって!」って言われても代わりたがらないくらい、夢中で製作に取り組んでくれました。

ココナッツの木や葉を貼り終わったところで、子どもたちに声をかけます。

私:「ここまで楽しんでるー?この旗どう思う?」

子どもたち:「楽しいー!旗、ナイスだと思う!」

私:「でも、ここにが咲いてたらもっと素敵だと思わない?」

子どもたち:「思う、けど・・・???」

私:「じゃ、次は花を咲かせようー!!

ペットボトルの中には、底が五角形になっているものがあります。

そこに絵の具を付けてスタンプすると、写真のように、絵筆がなくても簡単に花を描くことができます。

子どもたちはぺたぺたと初めての感覚を楽しみながら、もう空いているところがないくらい、たくさんスタンプしてくれました。

できあがり!

旗ができあがった時の子どもたちの笑顔

それが一番大きくて鮮やかな、南国に咲く力強い花のようでした。

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