JICA海外協力隊の世界日記

ツカレナオース!!

ⅷ  ペリリュー島 ④

    (ペリリュー島の写真の提供はJack Linさん)

こんにちは、みなさん。

私は現在、海外協力隊でパラオにいます。

パラオにはペリリューという島があります。

日本はアメリカとの戦争でパラオをまきこみ、パラオはめちゃくちゃになりました。

親日の国とは聞いていましたが、実際のところ、パラオ人は日本のことをどのように思っているのかなーと私は考えていました。

日本からパラオに到着直後にはこのような話はできませんでしたが、半年も過ぎると、パラオの人たちと少しはこみいった話もできるようになりました。

   (写真はペリリュー島に今も残る海軍司令部跡)

私は何人かのパラオの人たちに、パラオで日本とアメリカの戦争があって、パラオはめちゃくちゃになったけど、パラオの人たちは日本を悪く思っていないの?と聞きました。

パラオの人たちの返答は概ね次のようでした。


確かに戦争は良くない。

でも、日本がパラオを統治する前は、ドイツがパラオを統治していてそれはひどい状態だった。

ドイツ人はパラオ人を奴隷のように扱った。

日本人は違った。

日本は、道路を作り、工場を作り、病院を作り、学校を作った。

そして現在も日本はパラオを援助してくれている。

この話を聞いた私の気持ちは複雑でした。

確かにドイツが統治していた時代より、パラオは良い時代を迎えたのかもしれない。

でも、日本が学校や道路を作ったのは、統治国としての責任もあったのでしょうが、当時の国際情勢により日本は南方に進出せざるをえない事情があったためでもある。

でも、この話はパラオの人にはできませんでした。

目の前で笑顔で接してくれている人たちには話せませんでした。

  (写真は、日本軍が掘った洞窟に今も残るビール瓶)

パラオの人たちが皆このような感想であるわけではないです。


日本人の中には、パラオ人に「あなたたちはこの土地で何をしたのか知っているのか?」と言われたことがある人もいます。


また、私が質問したパラオ人も、面と向かって日本人である私に、日本の悪いことはなかなか言えないと思います。


私は思うのです。


太平洋戦争で日本はアメリカと戦争をしました。


日本はアメリカにたくさんの爆弾を落とされました。


だからと言って、今のアメリカ人を恨んでいる日本人は多くはないでしょう。


当時のアメリカのしたことを許せない日本人はいるでしょうが、今のアメリカ人を許せない日本人は多くはないのではないではないか。

ただ、戦争でパラオ人、日本人、アメリカ人がたくさん亡くなりました。


ペリリュー島の話は次回に続きます。

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