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サモア最高峰Mt.Silisiliに登頂!!

 今回のテーマは、【観光~サモア最高峰Mt.Silisili~】についてご紹介します。

 サモアのサバイイ島にある、最高峰Mt.Silisili1,858m)にサモア隊員10名、現地ガイド10名、犬1匹で山登りをしてきました。私の趣味の一つに山登りがあります。その為、サモアでも山登りをしたいと思っていたので、日本から重いですがトレッキングシューズを持参していました。サモアでチャレンジしたい項目の一つにMt.Silisiliを挙げていました。ちょうど半年前、先輩隊員がMt.Silisiliの登頂を達成しました。私もその話を聞いて、帰国までに登りたいと強く思っていました。すると運よく登山のお誘いがきました。更に心強い助っ人が登場しました。同期シニアボランティアの森林局で活動している山のプロが同行してくれました。また、その方は2回目の山登りということで、前回の課題を元にアドバイスしてくれたり、ガイドとの交渉などのお世話もしてくれました。私は山ごはんを担当しました。1泊2日のテント生活となるため、4食分のメニューと山に持って上がる食材を考えました。

 登山は早朝からの移動ということで、前日からサバイイ島にフェリーで移動し、サバイイ島で活動している隊員と合流しました。サモアはただ今雨季であるため、雨の登山を覚悟していました。あまりの大雨の際には中止もあり得るとのこと。皆で雨が降らないように祈りました。翌日の天気は曇りとなり、登山は決行となりました。まずは登山口がある、Aopo村に移動し、村の村長であるマタイに挨拶し、そのAopo村のガイド10名と犬が合流しました。Mt.Silisiliはサモアでは神聖な山であるため勝手に入山できず、マタイの許可が必要です。

 私達はAopo村のガイドと共に道なき道を登っていきました。ブッシュナイフを片手にガイドは木や草を刈り、ジャングルを進みます。時には、垂直に近い高さの所も頭を使いながら木々を持ち上へ上へと登っていきます。途中で雨にも合い、濡れながら滑りながらも登りました。ガイドが若いメンバーだったので、ハイペースで進んだこともあり、キャンプ地点(約1,500m)へは3時間くらいであがりました。キャンプサイト周辺にはブルーベリーがたくさんなっていました。こんな風景はサモアで初めて見ました。さらにサモアでではない風景でした。その風景がこの写真です。キャンプサイトでテントを張り、昼食を取り、ミーティングをしました。雨季であるため天気が悪くなると山頂まで登れないため、初日に山頂を目指すことにしました。午後からは生憎の雨模様で、何度も滑りました。しかし、山頂に来た時には雨は止み、みんな笑顔で撮影する事ができました。残念ながらMt.Silisiliは山頂から絶景は見えませんが、みんな大満足でした。更にサッカー隊員がサモアサッカー協会で作ったお揃いのTシャツをみんなに配布してくれました。11月はEnd Violence月間だったので、その広報のお手伝いもしました。お揃いのTシャツはチームサモア感が出てさらに良かったです。

 キャンプサイトに戻り、カレーを作りました。気温は10度切っていたので、温かいカレーはとても美味しかったです。テントで宿泊しましたが、夜はずっと雨が降っていたのでテントに水が浸水して大変でした。2日目は雨でほとんどの隊員が滑りました。それも賑やで楽しかったです。無事10名怪我もなく下山できた事が幸いです。私のサモアでの夢がまた一つ叶いました。これで悔いなしです。観光で登山する場合は、必ずマタイの許可を取り、現地ガイドと登山して下さい。道もなく、迷子になるのでご注意ください。

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