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　今回のテーマは、【衣～サモアのラバラバ事情～】についてご紹介します。

　サモア人は、ラバラバという一枚の（約２メートル）を上手に腰に巻きます。それだけで、ズボンやスカートの代わりになります。街では注意されませんが、村に行くと「ラバラバを巻きなさい」と言われることがあります。それが村の決まりです。私はラバラバをあまり着用しませんが、４枚持っています。実は、ラバラバは案外便利なものなのです。

　素材は柔らかいガーゼ生地、シルク生地、厚手のコットン生地などがあり、素材によりフィット感や雰囲気も変わります。なぜか分かりませんが、吸水性や速乾性が良いので、バスタオル代わりにも使えます。サモア人はシャワーの後、ラバラバを使って体を拭いている光景をよく見ます。

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　色もカラフルな物が多く赤・黄・緑・青・ピンク・紫・茶色など多種に及びます。写真は、サモア隊員の活動先のイベントがあり、テーマは「ヒーロー」の服装で揃えて下さいと言われ、日本で言う戦隊もののイメージで５色のラバラバを着用することに決めて巻いてみました。様々な色があることがお分かりいただけると思います。柄はサモア柄が多く見られる他、地図やタノアなど特産品が描かれているものもありますまた、雨が降れば傘の代わりに雨よけに使ったり、物を運ぶのに包んだりもできます。大洋州ではラバラバがよく売られているので、隊員によってはそれぞれの国のラバラバを集めている人もいますし、上手に着こなしている隊員もいます。私はあまり着用しないので、かなりラバラバの取り扱いが下手です。。

　また、ラバラバは男女で巻き方が異なります。男性は膝丈で短めに調整し、センターで結びます。女性はくるぶし丈と長めに調整し、右か左で結びます。

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　おまけですが、写真のようにあたかもアディダスやナイキなどのブランドとコラボしたように見える偽物もたくさんあります。ちょっと面白いですが。

　サモアに来るとたくさんのラバラバを市場やタウンで見かけるでしょう。是非、サモアに来た際は、１枚お気に入りのラバラバを購入してもらうと、サモアでは大活躍すること間違いないですよ。