2018/11/28 Wed
#6 世界は狭くて広い
Bula vinaka
先日休暇を利用してタベウニ島に行ってきました。
本日はタベウニの魅力と、そこで学んだ事を書かせて頂きます。
300以上の島から成るフィジーの中で3番目に大きい(と言われている)タベウニ島。
このタベウニ島、180度の子午線の上に位置している世界で数少ない「日付変更線を(地上で)跨げる」場所。
一人バックトゥーザ・フューチャーが出来てしまうんです。
計算上180度という話であって当然「島の反対側では曜日が異なる」ということは無い。
(現在の地図ではフィジーの他キリバス、サモア、トンガなどの領土を避ける様に定められている。)
行ってきましたDate line!
日付変更線を跨いで跳んでみたり、昨日と今日を行ったり来たりしたり
アレコレ挙動不審に動き回る日本人を現地のフィジアンは不思議そうに眺めていました。
(写真の右側がYesterdayで左側がToday)
実際の日付変更線は目に見えるわけもなく、ちょっとしたモニュメントが教会の敷地に置かれている程度でした。
⬆︎この対応がフィジーっぽい。
日本にあったら大金をかけて観光地化して「修学旅行ではお決まりのスポット」にされていたかもしれない
それをしない感じがフィジー。好き。
海にも行きました。
Rainbow reef!
ダイバーにも人気のスポットらしく兎に角水が澄んでいて綺麗
目の前に広がるサンゴの畑とゆっくり泳ぐ魚。
青系の色鉛筆をぶちまけた様な
カラフルな青
海の青さが凄い。
青より近い色を調べたところ出てきたのが浅葱色(アサギイロ)
イメージ的には新撰組の羽織の色(浅葱染め)
分からないと思うので写真で判断して下さい。もしくは現地に足を運んで見て下さい。
臆病な私でさえもライフジャケットを外して泳ぎたくなるような海でした
二度のダイビング経験とシュノーケルも少しづつありますが、海に潜って全く恐怖を感じなかったのは初めてでした。
あんなに穏やかで明るい海があったなんて
3日間のタベウニ旅行で色んな人と出会いました。
60代で英語を学びに来ている日本人の方、マレーシアから働きに来ている方、ココナッツの調査に来ているアメリカの方
このアメリカ人の女性が、一緒に旅行していた隊員の同僚の知り合いだったようで
共通の知り合いの話で一通り盛り上がった後にひと言
「What a small world!!!!!」
「世間は狭いね」ってやつです!英語がネイティブ過ぎて「its a small world」に聞こえる!
なんとなくで入った現地のカフェで昼食を摂った際
私が注文した料理について「それ好きなんですか?」と尋ねて来た後輩隊員
好きでも嫌いでも無いけど「メニューの中で味の想像が一番出来るから」と答え、同じ質問をしてみると
「これが味のイメージが一番つかないから」と自分と正反対の理由だった。
”あ、この人カッコイイ” と思うと同時に自分が恥ずかしくなった。
メニューに写真が載っている店はフィジーには少ない
名前と説明書きを読んで味を想像するしか無い
一生に一度しか来ないであろうその店で最初で最後の食事だからこそ
「美味しいものを食べたい」というより「ハズしたくない」という気持ちから、知ってる味を頼みがちな自分に
挑戦する気持ちを思い出させてくれた出来事でした。
フィジーに来て1年と5ヶ月弱。
任期はとっくに折り返しているし隊員の中でも古株の方になって来た(年齢的には下っ端だけど)
先輩隊員と呼ばれるようになって何かと聞かれて答えると言うことが増えた。
フィジーのこと、活動のこと、現地語、カヴァのこと
それでもやっぱり知らない事の方が多いし面白い人がいっぱい居る
世界は狭くてめっちゃ広い
たった2年で全てを知れる訳じゃ無いけど
”知りたい”という気持ち、挑戦する姿勢を忘れずにいたい
NO SWING
NO HIT!!!!!!!
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