JICA海外協力隊の世界日記

ワールドカップ出場を夢見て~東ティモールサッカー記~

活動紹介

私は東ティモールサッカー連盟に配属され、サッカーの普及と選手育成のための活動をしています。現在行っている活動としては、6歳から18歳の選手たちへのサッカー指導で、練習は毎週月曜から金曜の7:30-9:0013:30-15:00で行っています。といっても同じ選手が12回の練習に来るのではなく、午前に学校がある選手は午後の練習、午後に学校がある選手は午前の練習に参加しています。

練習ではただ単にサッカーを教えるだけではなく、サッカーを通して人間形成を行っています。練習前後の挨拶はもちろんのこと、グラウンド周辺のゴミ拾いなどもしています。また、子どもたちを飲酒や喫煙のリスクから守るため生活のリズムを一緒に考え、学校やサッカーの練習以外の時間は家で勉強やお手伝いをすることやサッカーが上手になるために栄養バランスを考えて食事を摂ること、睡眠時間をきちんと確保することの大切さなども伝えています。
指導に関しては、私がこれまで日本で指導をしてきた経験だけを伝えるのではなく、現地の選手たちの特徴や課題を分析しながら指導することを心がけています。
今後は、子どもたちの試合環境の整備や地方への巡回指導、現地人指導者のための指導者講習会の実施等を目標に活動していきます。

午後の練習が終わった後は、東ティモール代表のアシスタントコーチとしても活動をしています。
現在東ティモール代表は、日本代表と同じく2018年ロシアW杯に向けたアジア二次予選を戦っています。2015年3月に行われたアジア一次予選のモンゴルとのホーム&アウェー戦を見事勝ち抜き史上初の二次予選に進出しました。二次予選は現在7試合終わって2分5敗と既に敗退が決まっていますが、3月末に控えている最終戦のアウェーパレスチナ戦に勝って終わりたいです。

私のブログのタイトルのように、いつの日か東ティモール代表がW杯に出場することを夢見ながら、これからもみんなと楽しくサッカーをしていきたいと思います。

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