2017/02/28 Tue
活動
最初の赴任先UMB(1校目)


最初の赴任先はUMB(Universidad Mexiquence del Bicentenario)
という総合大学でした。活動期間は2015年11月から2016年5月までの半年間でした。1ヶ月弱の首都での研修を終えて着任式、すぐに学長と一緒に首都から車で約30分ほどの赴任先へ行きました。
勤務先は大学本部(大学事務局)でした。
早速 大学の説明を聞いて いきなり 全員集会が始まりました。
スペイン語が分からないまま 大会議室で 何か挨拶しろ とのことで 簡単に自己紹介と抱負を 英語でしました。
(通訳をしてくれたのがCPの一人)
そのあと記念写真撮影を行い、あとはこれからの活動を打ち合わせました。
夕方には学長とTolucaの町へ行き、まずはホテルと思いきや中心部のレストランで早い夕飯をとりました。
(実はこれが1か月のホテル住まいのスタートでした)
【大学紹介】
メキシコ州の総合大学(200周年記念大学)
なんとキャンパスが30、 州内のいたるところにあります。
いる間に一つ増えました。各キャンパスは大きくありません。
大体3-5学科があり、coordinador/aがキャンパス長
として管理しており理系、文系いろいろあります。
理系:12学科(機械、コンピュータ、情報通信、物流、
経営、持続的農業、文明、産業、建築など)
多いのがコンピュータ(7キャンパス)
文系:9学科(経理、情報、栄養、看護、情報管理、経営管理、
犯罪、産業心理、観光)こちらは経理、看護、栄養が3大学科です。
学生数は約13千人。
でも赴任先は普通の事務所なので、学生・先生はいません。
活動計画を考えるときに まずは 先輩の活用からということで。
同期のJVの赴任先で開催された「5S改善セミナ」に CPと参加して 勉強しました。(講師は先輩SVです) レゴブロックを使った演習付きです。
【実際の活動】
5月までに、6キャンパスでQ&A含めて約2時間、改善活動について講演をしました。Lerma、Villa Victoria,Tenango,Ixtlahuaca,Temoaya,Xalatlaco どちらもToluca近辺のキャンパスです。 Tolucaから近くて30分弱、遠くて1時間ちょっとの距離にあります。
行ってみてわかったことは各キャンパスはあまり町中にない、ということです。
学生はバスで通学、もしくは乗り合いタクシーを利用しています。
各キャンパスは教室と講堂、PC室と事務所スペースなどを備えており、ほぼ同じような建物です。 フルタイムの先生はゼロ、常勤はキャンパス長と事務スタッフのみで、先生方は控室に立ち寄るのみのようです。
それなりのグランド(大体サッカーができるぐらい)があります。
一部工事中で設備が入る予定のところもありましたが、少なくともほとんどのキャンパスに実験室はありません。
これ大学? どうやって実験するの、卒業研究は?
色々と疑問が出てきました。
【印象に残ったところ】
Lermaキャンパスへは都合3回訪問し、キャンパス長がすごい人でした(学生 の優秀PJを、学生と一緒に説明してくれた)。一つは カットバンに玉ねぎの汁を塗った試作品です。こちらではたちょっとした傷には玉ねぎを塗るらしい。
Xalatlacoキャンパスは 首都に近く、山の上にあります。
コンピュータ学科があるのに、インターネット回線が有りません。
どうやって教えているのか?疑問が残りました。
冬寒くて先生との話はみなごついアノラック姿で話をした。
その後3つ目の大学へ赴任しているとき(11月です)UMBの研究発表大会に招待され、各キャンパスの学生活動展示会の集まりを見学をしました。Lermaキャンパスの展博会場を借り切って各グループがブースで活動発表をしていました。要は大学内の小集団活動発表会です。すべて学生グループで純粋な研究発表やらアイデア提案、試作品あるなどとても面白かったです。
見るだけだと思ったら偉い人に交じってテープカットにも参加しました。ついでに何か適当に話をしてくれということで1時間弱、改善活動について 講演もさせられました。
とにかく初めてのメキシコ生活。最初は勉強、最後は各キャンパスで 学生向けに講演を行いました。
キャンパス長を集めての講演もやりました。学長以下事務局幹部も参加しました。
一応 「品質と生産性」 の講演です。
これは先輩のSV(トルーカの工業高校に駐在)と合同で実施しました。
先輩が生産性の話を、私は品質の話をしました。
事務局スタッフ向けには、別な先輩(サンファンデルリオの大学に駐在していた)に5S改善セミナをお願いしました。


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