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Zdravo!

気がつけば、あっという間に７月末ですね。

ズラティボール観光協会では、毎年７月中旬から８月末まで、『Zlatiborsko Kurturno Leto』と題した、サマーカルチャーイベントが町の中心のクラリエボ広場のステージなどでほぼ毎日行われています。

７月15日の皮切りは昨年もそうでしたが、今年もシンフォニーオーケストラの演奏からスタート。８月もさまざまな歌手のライブやコンサート、民族舞踊や子供向けプログラムなどが目白押しです。

残念ながらキリル文字でしかないのですが、プログラムはこちら

また昨年からこちらも始まった、湖での噴水ショーも行われています。水しぶきを利用したプロジェクションは、音楽にあわせて光が動き賑やか。バリエーションも幾つかあり、ズラティボールの名所を紹介した映像版などもあります！

さて、ズラティボール意外でも夏に向けては各地でさまざまなイベントが行われています。昨年足を運んだものも含めて幾つかセルビアを代表するサマーイベントをご紹介！

Belgrade Beer Fest @Belgrade

例年は８月に行われていたようですが、今年は早くなり6月の中旬に４日間に渡り行われました。場所はNovi BeogradのUsceの公園内です。私はタイミングよく６月17日にベオグラードにおり、友人と足を運びました！（しかしながら悪天候のため、15,16の２日間は行程後半にリスケとなりました）

ビアフェスというほどにさまざまなクラフトビール、老舗ビールスタンドが並び、ステージではセルビア人バンドのほかにも海外からの招聘アーティストのライブも！

セルビアのフェス的なイベントはスタートが遅く、皆20時や21時ごろから本格的に人が集まってきます。ライブも夜中まで続くのですが、夜が深まるにつれて盛り上がりもピークに。ちなみに私はやはり体力の限界で最後までいれたことはありません（笑）。

もう２つセルビアのメジャーな音楽イベントをご紹介します。

EXIT @Novi Sad

毎年７月の始めにセルビア第２の都市、ノビサドで４日に渡り行われている音楽フェスです。学生運動からスタートした音楽イベントで20年の歴史を誇り、過去にはPet Shop BoysやFatboy Slim、Arctic Monkeysなどさまざまな人がプレイをしたことも。EU Festival Awardsを2013と2017に受賞し、1000を超えるアーティスト、40を超えるステージとフェスティバルゾーンがある巨大な会場です。音楽も多岐に渡り、ロック、レゲエ、ヒップホップ、国内バンド、DJなどなど。会場を渡り歩くだけでも２時間ぐらいかかりそうです。

イベントの規模にも驚くのですが、なんといっても会場がPetovardin Fortress（ペトロヴァラディン要塞）であること。街中の公共の施設をロックダウンして、イベント会場として使用する、というのは日本ではなかなかできないことでしょう。そしてこのイベントに欧州だけでなく、全米、アジアやアフリカなど全世界から人が集まるというのもすごいところ。イベントは夜から始まり、朝まで続きます（ヘタすればお昼まで笑）。これが４夜ずっと続くのですから、皆すごいパワーです。この人の数と熱気は、一度体験したら忘れられないです。

Nisville International Jazz Festival @Nis

８月第２週頃に第３の都市ニッシュで開催されるのが、ジャスのイベントです。とはいっても、こちらもジャスだけはなく、その他のジャンルもあります。Nisville自体も会場は要塞。ただ規模はExitと比較すると小さく、公園はそのままにもう少しゆるい雰囲気で行われており、もう少し大人（年齢層高め）の雰囲気です。何れにしてもメインステージの目玉アーティストの登場は基本、夜が更けてからはこちらも同じです。

スペインやフランスなど欧州は他国もそうですが、太陽が落ちる時間も遅いですし、夜が長い気がします。盛り上がる時間帯も遅いので、なかなか日本人には慣れないですが、夏の夜空に屋外で聞く音楽は気持ちの良いものです。

ぜひ音楽好きであれば、夏のセルビア、オススメです！

Cao!