2023/07/17 Mon
文化 活動
柔道と折り紙で日本文化紹介!
Zdravo!
少しさかのぼりますが、6月23-25日にCacak(チャチャック)の観光協会の管轄エリアである、Ovcar Banja(オヴチャル・バーニァ)にて、「Festival Zdravog Duha(The Healthy Spirit Festival)」が開催され、ご縁があり、観光協会の方よりお声がけをいただき日本文化紹介として、柔道のワークショップと折り紙を行いました。
このイベントは今年で3回目を迎えるスポーツイベントで、Ovcar-Kablar gorge(オヴチャル・カブラル渓谷)を舞台に自然の中で9種に渡るレースが企画されました。近隣エリアを始め全国各地からラン好きが集まり、昨年は4大陸12カ国から600名の参加者があったそうです。実質イベントは24、25日に行われましたが、24日は通常のラン、25日にはマウンテンレースやアクアスロンなどのマルチミックススポーツ競技も行われました。(初日の開会式後の全員でのウォーミングアップもユニーク!)
今回、JICAボランティア柔道隊員の西牧隊員が任地Nis(セルビア第3の南部の都市)から来てくれ、一緒に日本文化の紹介を行いました。西牧隊員は24日の初日の10Kランにも参加。走った後にその日の夕方、柔道も行うという素晴らしい体力の持ち主!Cacakの柔道チームがその時間に来てくれ、オープンエアでの公開稽古風景を皆さんに見てもらいました。
今年は残念ながら天候が悪く、雨に降られてしまいましたが、奇跡的にも柔道のワークショップの時だけ、晴れ間も見えたほどでした。柔道チームの方々も日本人から直接教えてもらうことのできる滅多にない機会で大変喜んでいた様子でした。もちろん飛び入りで柔道に興味を持った近所の子供たちも参加してくれていました。一方で、普段は室内で行う柔道の稽古風景を見学できるのもなかなかない機会。無論、私も初めてで、周囲にもギャラリーの方が来てくれました。一本投げなどの技も目にし、とても新鮮な風景であったと思います。
私は、柔道の横にテーブルと椅子を置かせてもらい、浴衣を着て、鶴やカエル、手裏剣などの折り紙を子供たちと一緒に短時間でしたが折りました。これらの経験から日本に少しでも関心を持ってもらえたなら嬉しいです。
Ovcar Banjaはその名の通りバーニャ(温泉)でもあるのですが、今回は残念ながら水に入る余裕はありませんでした。その代わり、少し周辺を散策し、教会を巡ったり、橋を渡ったり、自然を堪能しました。中でも感激したのは初日の夜(晴天でした)に見た蛍。深い闇に点々とキラキラと動く光を感じて、目を向けるとたくさんの蛍の姿が。日本でもなかなか目にすることのない蛍ですが、勿論、セルビアでも初蛍であり、とても思い出に残る夜でした。
セルビアではバス移動の方が電車よりも早く、本数も多いためなかなか電車に乗る機会がないのですが、帰りはCacakまで電車で戻れたのも良き体験でした。
残りの活動生活の中で、また日本体験を紹介できる機会があれば、と思います。
また次回!Cao!
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