JICA海外協力隊の世界日記

ユメニカケル~日々是気付~

スクールプログラムの話

先日、エウア島内の小学校で健康教育をするスクールプログラムが終わりました。

7月から始め、やっと今月の頭に6校すべて1回ずつ周ることができました。

たった6校、されど6校(笑)

どんなことをしたかというと、プロジェクターを使って、体にいい食べ物の2択クイズとエクササイズをしました。

みんなかなり知識があるなーと感じました。

各校全校生徒に対して行ったのもあったとは思いますが、カウンターパートがそのあとに補足説明をしたときに、3大栄養素(炭水化物、たんぱく質、ビタミン)の話も答えられていて感心しました。



そのあとにエビカニクスという、日本のタレントが作った子ども向けエクササイズをやりました。これは英語版もあり、動きが3種類と単純で、動画も子ども向けなので、子どもたちは楽しそうに踊っていました。

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さて、最初に「たった6校、されど6校」と書きましたが、その理由を書きたいと思います。

・大雨が降った夜の次の日は学校が休み?!

毎週金曜日が地域に出る日となっているのですが、スクールプログラムの話が動きださそうとした5月末ころから、なぜか毎週木曜日の夜が大雨。そうなると、小学校は次の日の朝、晴れていても学校が休みになることが多く、学校が休みならば行えないというもどかしさに約1カ月悩まされていました。

・マンモス校は大変!

始めに行った3校はわりと小規模な学校っだったので、全校生徒の前で行ってもわりとまとまりがよかったものの、4校目はエウア島の中でも2番目に生徒数が多い学校だったのにも関わらず、全校生徒の前でやることに。私もカウンターパートも学校側の先生も、初めての取り組みだったため、クイズまではよかったものの、そのあとのエクササイズでは、後ろの生徒は動画が見れない、立つと体が動かせないくらい狭い、スピーカーもなく音楽は聞こえない、、、、などなど、とてもまとまりのない結果に。

5校目は、エウア島で一番生徒数の多い学校だったので、カウンターパートとも話合って、2回に分けて行おうという話だったのに、学校側との報連相がうまくいかず。またしても全校生徒の前でやることに。

反省があったのにも関わらず、スピーカーもなく、エクササイズでは前回と同じ結果に・・・

来年度からはこの反省を生かしてやっていきたいともいます。

・予定が変わるのは当たり前

7月から始まり、約4カ月もかかってしまったのには、急な予定変更のオンパレードだからです。

その週の金曜日にスクールプログラムを行おうと話していても、急にカウンターパートから「明日から首都にあがるから!」と言われ中止になったり、急な病院の行事などにより変更せざるを得なかったり。

これはボランティア誰しもがぶつかっている問題かとは思います・・・予定通りにいったら儲けもん!!!くらいの精神でいかないと結構辛いです()

というわけで、いろいろありましたが、今年中に全部の小学校で健康教育をできたことはよかったと思います。

子どもたちも楽しそうにクイズに参加してくれたり、エクササイズをしてくれたり、私の名前を覚えてくれたり、、嬉しいこともたくさんありました。

少しでも自分の身体のことに興味を持ってくれるきっかけになっていたらいいなと思うばかりです。

今年度は小学校のみになってしまいましたが、来年はミドルスクールや高校にも行けたらいいと思っています。

実際、トンガ人の肥満問題はミドルスクールや高校が要だと思うので、ぜひとも来年は・・・!!!

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