JICA海外協力隊の世界日記

ユメニカケル~日々是気付~

喜ばれる食べ物

今のトンガの季節は日本と逆で、ちょうど寒い時期です。頂き物のサモアコーヒーを飲み、フリースを羽織りながらこれを書いています。

エウア島は食事処もほとんどなく、99%自炊生活で、この2年間でうまくなったことは?と聞かれたら間髪入れず「料理」といえるほど、毎日料理をしています。これはもはや趣味です(笑)。最近は帰国約2カ月前ということもあり、消費活動と題し、土曜日は何かしら手の込んだもの作っています。

トンガ料理も好きだけど、やはり日本食が落ち着くし、食べたくなるものです。

「ないなら、作ればいい」精神が身に着き、

納豆、パン(ベーコンエピ、ココアパン)、ツイストドーナツ(上の写真)、ピザ(生地から)、おでん(こんにゃく、ちくわぶを手作り)、ラーメン(麺、鶏がらスープ手作り)、もんじゃ焼き、豆腐、ポンデリング風ドーナツ、ケーキ、クッキー、アイス・・・・作ったものは数知れず。

やろうと思えば、なんでもできるじゃん!ということがわかりました。検索すればなんでも出てくるネット社会の有難さでもありますが。

いろいろなものを作り、トンガ人なり、日本人なりに振る舞っているのですが、トンガ人に振る舞って喜ばれたものを2つ紹介します。

1つ目は『SUSHI』

どこの国の人でも、日本といえばこれと思っている人はとても多いかと思います。

トンガではカイポーラという盛大な食事会があるのですが、開催するときはだいたい頼まれます。とくに病院のDr.が大好きで、何かとあれば「SUSHI作って!」と言われます。カウンターパートの誕生日プレゼントに作っていったら、これも大喜び。1週間くらい、「SUSHI美味しかった~」と言ってくれました。

でも酢飯には注意が必要です。日本人が好きなくらい酢を入れたり甘さを出してしまうと、嫌がられてしまいました。それが恐怖で一時期作れなくなりました(笑)。

2つ目は『チーズケーキ』

これの始まりは、おととしの病院のクリスマス会でした。そういう行事は食事持ち寄りが基本なので、頼まれた「SUSHI」を作り、もう一品くらい…と思ったのでチーズケーキを作りました。そのときは何も言われなかったので、もしや口に合わなかったかな…くらいでしたが、クリスマス休暇明けに看護師さんから「チーズケーキのレシピ教えて」と言われ、そこから話が広まり、いろんな人から事あるごとに「チーズケーキは作らないのか?」と言われるほど私の代名詞になりました(笑)

トンガではクリームチーズは売っているので(なんとエウア島でも手に入る!)あとは混ぜて焼くだけなので簡単です。チーズケーキはこの2年間で何十回と作った気がします(笑)

トンガ人は食に対して保守的なところがあるので、日本食を振る舞っても、あれもこれもうまくいくわけではないのですが、この2つは根強い人気です。

残り2カ月なので、食べることが大好きなトンガ人にいろいろなものを振る舞っていけたらなと思います。

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