JICA海外協力隊の世界日記

マンゴーの樹の下で

★夏祭り★

8月22日、ベレン郊外にあるサンタイザベルの夏祭りに。

午前中は日本語学校の授業見学。

授業後半は、幼児以外の生徒全員、夏祭りの準備。

中学生の男の子は天井の行灯つけ。女の子は櫓の柱にテープ巻き。

小学生はお兄さん、お姉さんのお手伝い。

誰一人、嫌がることはありません。

会館では、婦人会の方々が販売用食品を作っています。

お昼になったら、みんなでテーブルを囲んで昼食。

大人も子どもも集まって、31回こうして続けてきました。

先生によると「毎年のことだから普通のこととしてやっている」。

親から子へ、子から孫へつないでいく「日本」。

行灯つけも櫓飾りも、

また次の世代へ、

「普通のこととして」受け継がれていくのでしょう。

8月29日は、同じくベレン郊外にあるカスタニャールの夏祭り

櫓を取り囲む盆踊りには、

ベレンとサンタイザベルの婦人会も参加。

売店に並ぶブラジル人は、珍しそうに写真やビデオを撮っています。

最初は一重にもならない輪ですが、

一人二人と輪に入り、気がつくと三重になっています。

見ていただけのブラジル人も、見よう見まねで輪の中に。

日本とブラジルが重なり合ったその空間。

日本のリズムがすべての人に溶け込んでいたようでした。

継承だけじゃなく、普及だけでもない、

両方に関われた夏祭り。

私にとって、とても意味のある体験でした。

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