JICA海外協力隊の世界日記

青年海外協力隊 セネガル滞在記 ~Pas à pas~

「アンサンブル」  先生方と一緒に

11月から、活動に興味をもってくれて、一緒に授業をやってみたいと話してくださった先生方と授業を行っています。

まずは、打ち合わせ

学校で授業の準備をする、という時間を先生方あまり作っていないようです。

朝も始業時間になってからくるし、授業が終わったらすぐ帰ってしまうし・・・

なので、休み時間の30分を少しお借りします。

情操教育の指導書の中から、先生方が「この授業やってみたい」と思う題材を取り上げるようにしています。

音楽はその場で一緒に歌ってみたり、図工は一緒に作ってみたり、体育は見本を示したりします。

簡単なものでも、すごく喜んでくださるのでとてもうれしいです。

後で、授業の大まかな流れを書いた紙を渡します。

「チームティーチング」

先生にお任せする場面と、私が担当する場面を分けます。私が担当する場面でも、子どもたちへの詳しい説明は先生にお願いします。

一緒に授業を行えるようにする準備です。

授業の中で、先生がどんどん進めてくれれば、私は「成功!」だと思います。

そして、いつも思うこと

授業の中で子どもたちも、先生も笑顔になってほしい

授業を見させていただく中で、気になっていたことがあります。

先生方、外ではすごく優しく気さくに話してくださるのに、教室に入ると目つきが変わってとても厳しい方が多いのです。

子どもたちも普段のパワーはどこにいったの?と思うくらい、教室の中では静かだなと感じることがあります。

教室の中がもっと明るくなったらいいな、子どもたちにも先生にも「授業が楽しい!」「学校が楽しい!」と思ってもらえるといいなと感じていました。

情操教育の授業を通して、気持ちをリラックスして、自由にのびのびと思い切り表現できる時間をつくれたらいいなあと思っています。

「先生方の心をほぐす」

前任者の方が引継書に書いてくださった言葉です

私も今同じことを感じています。私にできることはそこなのではないかと。

授業が終わった後には、今日の授業についてメッセージを渡しています。

一緒に授業を行ってくれた感謝の気持ちと、また一緒に授業について考えたいという気持ちを込めて

授業が終わった後に

「アンサンブル」(フランス語で“一緒に”)

と先生が言ってくれたときは、とてもうれしかったです。

授業や子どもたちについて、先生方と深い話ができるように、先生方の考えを聴き取れるように・・もっともっと頑張らなくては!

(常にフランス語、ウォロフ語に悪戦苦闘しています・・・)

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