JICA海外協力隊の世界日記

青年海外協力隊 セネガル滞在記 ~Pas à pas~

ンデッキ屋さん

さて、ここは何でしょう?

町のいたるところに、布で覆われた小屋みたいなところがあります。

もぞもぞと動く布。中には人がいるみたいだけど・・・

外から中の様子が見られないので、始めは入りづらく、遠巻きに見ているだけでした。

でも気になる!ある時、思い切って入ってみることにしました。

そこは、朝ご飯屋さんでした。

朝ご飯はウォロフ語で「ンデッキ」といいます。

(セネガルは、公用語はフランス語ですが、民族語があり、ウォロフ語、プラール語、セレール語などが多く使われています)

セネガルではよくフランスパンを朝ご飯に食べます。(セネガルは1960年までフランス領だったことからだと思います)

けっこうやわらかくておいしいです。パンの中にいろいろなものをはさんで食べます。

定番はニャベ(豆のトマト煮)、プティポワ(グリンピース)、ソブレ(たまねぎ炒め)です。

そして、トッピングにマヨネーズやゆで卵、スパゲッティなどをはさむこともあります。

このンデッキ屋さんを知ってから、私は毎日外で朝ご飯を食べるようになりました。

家の近くに何軒もあるので、今日はどのお店に行こうかな?何を食べようかな?といつも迷ってしまいます。

どこのお店も、お母さんの味付けに少しずつ違いがあり、おいしいです。

飲み物もあります。

キンキリバ(ハーブティー)、カフェトゥーバ(セネガル風コーヒー)です。

私はいつも、

「キンキリバ アック メオ スークル トゥティ(キンキリバのミルク入り、砂糖は少し!)」と言って頼んでいます。

セネガルの人は甘いものがすごく好きです。

紅茶にも砂糖をたっぷりと入れます。ちょっと私には甘すぎて・・・

馴染みのお店は、私の顔を見たら砂糖を少なく入れてくれるようになりました。

でも、油断していると、どさーっと入れてしまうので、毎回しつこく「スークル トゥティ!」と言っています。

でも、少なめにして入れてもらっても、やっぱりセネガル人のさじ加減。

この頃甘いのにも慣れてきてしまっているような気がします。

さて、明日は何を食べようかな?

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