JICA海外協力隊の世界日記

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UZ038 WTOのセミナー

【▲画像1:タイムスケジュールと同時通訳(ウズベク語・英語)レシーバー】

配属先で、世界貿易機関(WTO:World Trade Oganization)の全国セミナーを開催していたので、見学させて頂いた。

WTOは、貿易、投資、サービス(金融、流通、通信、運送など)や知的財産権の保護など、自由貿易のための幅広いルールを定め、加盟国間で貿易交渉を行う機関。

ウズベキスタンはWTO加盟申請中。

【▲画像2:セミナーの様子】

セミナーでは、サービス貿易の一般協定(GATS:General Agreement on Trade in Services)の構造、関連国内法の検討や市場アクセスに関する講義やグループ学習が行われた。

担当講師は、受講生の理解を深めるために、クイズ形式を取り入れて授業を展開していた。

例えば、サービス貿易の説明について。

サービス貿易は、次の4つの貿易形態(モード)がある。

第1モード:国境を超える取引
第2モード:海外における消費
第3モード:業務上の拠点を通じてのサービス提供
第4モード:自然人の移動によるサービス提供

講師は、それぞれをわかりやすい図解で説明した上で、ウズベク人に身近な例をいくつか挙げて、それぞれがどのモードに該当するかと問いかけていた。

ウズベキスタンは、WTOのルールに適合するために、貿易政策やサービス分野に関する改革を進め、WTO加盟による経済発展や外国投資の拡大を目指している。

豊富な経験と知識をもった講師によるセミナーは3日間にわたり開催され、実務に携わる受講生にとって、かなり実用的な講義内容であったのではないでしょうか。

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