2017/02/22 Wed
生活
ジャマイカン・リゾートでの結婚式


ジャマイカのリゾートホテルでの結婚式に出席させていただきました。
なかなかお邪魔する機会のないリゾートホテルで、ジャマイカの方々と楽しく文化交流することができました。
ボランティアとして、ジャマイカの人たちに交じって生活していると、その国の観光地やリゾート施設にお邪魔することは滅多にありません。
そんな矢先に、ジャマイカ人の知人の結婚式という形でリゾートホテルにお邪魔させていただく機会に恵まれました。
会場は宿泊・飲食・アクティビティを全部まとめたパッケージ代金で提供しているオール・インクルーシブと呼ばれる形式のリゾートホテルで、敷地内の雰囲気はジャマイカというよりもアメリカのテーマパークの様でした。
お客さんもアメリカや西ヨーロッパからの家族連ればかりで、ジャマイカ人はスタッフ以外は見当たりません。
ロビーのシャンデリアからウォシュレット完備のトイレに至るまで、普段の生活とのあまりのギャップに驚きました。
写真が撮れなかったので、視覚的にご紹介できないのが残念です。


新郎は愛知県のくるまのまち、豊田市役所で国際交流員として働くタフさん。
日本在住歴も長く、日本語も流暢に話す方です。
ボランティアである私は、ジャマイカへ出発する直前の2016年9月に豊田市役所へ表敬訪問に伺った際に、タフさんにお世話になりました。
そうした縁のおかげで、今回の結婚式に出席するという貴重な機会をいただきました。
日本人の奥さんとまだ小さなお子さんを連れて、ジャマイカにいる家族や友人に結婚を報告するための里帰り中のタフさんは、幸せを絵に描いたような表情だったのが印象的でした。
(お子さんのプライバシーに配慮して、写真は加工してあります)


今回の出席者の中で一際注目を集めたのが「とよた下町おかみさん会」の方々でした。
地域の奉仕活動や文化交流などを通じて、タフさんとの付き合いの長いおかみさん達。
着物を見事に着こなしてホテルの中をしゃなりしゃなりと歩けば、ホテルの宿泊客の視線は釘づけ。
結婚式の後に催された披露宴でも、ジャマイカ側の出席者に、2019年ラグビーワールドカップの開催地となった豊田市をアピールしたり、日本のお茶文化を伝えたりと大活躍しておられました。
本来ならば青年海外協力隊である私の役目だとは思いつつも、おかみさん達の見事な演出に、しっかり楽しませてもらいました。
予想だにしない場面でジャマイカと日本の文化交流に立ち会わせてもらうとともに、これからも一層ジャマイカと日本の相互理解が深まればと思いを馳せる、印象的な一日となりました。
参考
とよた下町おかみさん会
http://www.toyota-okami.com
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