2019/01/09 Wed
活動
農村地域での学校保健イベント
新年あけましておめでとうございます!2019年に入り、私のホンジュラスでの協力隊員生活も間もなく1年が経とうとしています。年は越してしまいましたが、今回は昨年の10月~11月にかけて行われた農村コミュニティでの学校保健イベントについてお伝えします。このイベントは、8月にグラシアス市内で開催した健康フェアに参加した保健推進員達がそれぞれが勤務するコミュニティでも同類のイベントをやりたいと自ら企画をして実施がされました。
(8月の健康フェアについてはこちらの記事でレポートしています。)
今回のイベントでは、地域の小中一貫学校と連携して学校生徒を対象にした保健フェアを行いました。保健フェアには、保健推進員だけでなく同じコミュニティの診療所に勤務する医師や看護師、実習生も加わり運営がされました。対象生徒が小学6年生から中学生年代だったことから啓発内容は手洗いに関する衛生予防から、家族計画の考え方や性感染症予防に絞って行われました。この時、嬉しかったのが保健推進員が8月の健康フェアの時に作った啓発素材を今回も使っていたことです。8月に啓発素材を作る時も、彼ら自身の手で作ってもらい繰り返し使ってもらえるようにと意識して行っていたのでその効果があったようでホッとしました。
さらに、今回の健康フェアには歯科医師さんや心理カウンセラーさんも駆けつけてくれたおかげで啓発イベントだけでなく参加生徒全員の歯の診察から、カウンセラーさんによる自尊心の養い方に関するブースも出ていました。また、別のコミュニティで行われた学校保健イベントでは、各ブースでクイズを設けて正解が多かった生徒に景品をあげるなどの工夫もされていました。同じ啓発イベントでも、場所や実施する保健推進達によって内容や進め方が様々で毎回驚いています。
活動もあっという間に折り返し地点に入り残すところ1年になりました。去年は、保健推進員達の予防啓発活動に注目して彼らと共に活動をしてきましたが、今年もその啓発活動における更なる質の向上及び住民や保健所スタッフの意識変化を狙った地域美化にも働きかけていきたいと思っています。
2019年も魅力あふれる様々な「ホンジュラス」をお伝えしていきます。 次回の世界日記もお楽しみに!
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