JICA海外協力隊の世界日記

朝5時から拡声器で象と人生について話を聞く日々

マンダレー少年訓練学校

初めてブログを書きます。。。

今日は私の配属先であるミャンマー連邦マンダレー少年訓練学校についてお知らせしますね。

ここは犯罪をした少年たちや裁判の審判を待つ少年たち、さらにはストリートチルドレンまで多種多様な18歳までの少年を収容している施設です。日本で言えば、少年院+少年鑑別所+児童相談所+児童自立支援施設が合わさったようなものでしょうか。

日本との違いは、こうした少年たちを対象とした施設は社会福祉救済復興省という省の傘下にあり、刑務所は内務省の傘下にあります。日本は刑務所も少年院も法務省の傘下であり、児童相談所、児童自立支援施設は厚生労働省の傘下にあります。組織体系が違うのも面白いですが、幅広い業務を所掌する社会福祉省なので、1つひとつの施設にかけられる予算も人員も限られていて。。。


驚いたのが、それほど大きくない施設の中に370人が収容されているという手狭さ。そして、凶悪に分類される犯罪をした子どもも多く、収容期間も長い。。

また、こうした状況に対して職員が20人しかいないというのもかなり厳しい。。。この20人というのもミソで、職員は当直もあれば休みもあるので、常にいるのは10人くらいなのです。

では、予算も人員も制約がある難しい環境の中、どうやってこの状況に対処しているのかというと、日本でいうところの感化院時代に取られた手法であるリーダー格の少年に管理させるという言わば、「牢名主管理制度」であり、早い話があしたのジョーの特等少年院をイメージしてもらいたいのです。

だから、1か月居てバイオレンスはよく見かけます

日ごろ、子どもたちは、なにをやってるのかというと

1日暇そうにしています。基本的には。

しかし、溶接・機械修理・散髪・竹細工などなど、職業指導もあります。

が、基本的には暇なのです。1日中、部屋の中で、食事以外の時間はボーっとしていることがほとんど。

これから、どうしていくのかも含めてお伝えしていきます。

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