朝5時から拡声器で象と人生について話を聞く日々

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清水 啓
埼玉県

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アジア
ミャンマー マンダレー管区マンダレー市
一言メッセージ
マンダレー少年訓練学校で活動しています。日本の少年院で働いた経験と視点から比較して、観察していきます。

 

アザニネ~殉職者の日~

2019.07.24

私の配属先はマンダレー少年訓練学校というミャンマーにおける言わば少年院のような存在です。

そこに定員200名(日本の1人2畳の計算だと定員は100名程度)のところに350名の18歳までの子どもが収容されています。職員はわずか20名ほどで対応しており、教育活動を充実させることが困難な状況にあります。

そこで、私は教育活動を充実させることを中心に行っています。

7月19日はアザニという殉職者を弔う日となり、ミャンマーにとってとても重大な日です。

世界で一番有名なミャンマー人でもあるド・アウンサンスーチーの父であるアウンサン将軍を含む9人が1947年7月19日に殺された日でもあります。そのことを同僚が発表するというので、僕は写真資料などをプレゼンテーションすることでバックアップすることになりました。

アウンサン将軍、ディトーウーバチョー、ウーマンバーカイン、ウーラザ、ターケーミャー、ウーバイン、ウーオウマウン、ウーセッサントン、イェーコートェの9名をそれぞれ紹介するプレゼンを作り、何回か練習し、いざ本番。

さっそく、校長が、飛び入りで訪れ、

「俺のデータで発表してくれる?」

との一言。

ミャンマーではこういうことはあるあるなので、仕方なく、僕のプレゼンは没となり、

校長の持ってきた写真を上手くパソコンで投影する形で発表をしました。

僕としてはもちろん自分の作った資料を使いたかったし、ダメならだめで事前に言ってくれればと思いました。

しかし、悪気があったわけではなく、自分の作ったものの方をやりたいと思ってのことなので、そこは譲って良かったのかなと思います。(時々、他人の気持ちを考えないことが当地では多々あります。)

僕のための発表会ではなく、ミャンマー人ファーストであるべきなので、子どものためになればこれも正解なのです。

日本でやられたら許せなくなってしまうかもしれませんが、こういうことも許容できる日本社会になったら救われる人もいるのかもしれません。