JICA海外協力隊の世界日記

朝5時から拡声器で象と人生について話を聞く日々

浄水器の設置

私の配属先はマンダレー少年訓練学校というミャンマーにおける言わば少年院のような存在です。

そこに定員200名(日本の1人2畳の計算だと定員は100名程度)のところに520名の18歳までの子どもが収容されています。職員はわずか20名ほどで対応しており、教育活動を充実させることが困難な状況にあります。

そこで、私は教育活動を充実させることを中心に行っています。

私は今回、配属先の校長から依頼を受けて、浄水器を新しく設置することになりました。

それまで、子どもたちが飲んでいた飲み水は地下水と、なんと近くの王宮の水。

そのため、小さなハートプロジェクトを申請することにより、浄水器を新たに設置できるようお願いいたしました。


申請を行い、全国電力関連産業労働組合総連合様と私の地元である埼玉県の協力隊を育てる会様に支援を頂くことになりました。

それにより、なんとか浄水器ができたものの、子どもの数がそれまでの350人から、520人にまで膨れ上がったため、1000リットル規模の浄水器を設置しても十分ではない状況になりました。

しかし、ミャンマー政府が国会でも問題にしているように少年訓練学校の過剰収容により、予算などを積極的に優先させるようになったことで、マンダレー市から新たに浄水器をもう一基立てることになりました。

これで、おなかを壊したり、病気になる子どもの数が減ればよいなと切に願っています。

最後の写真は配属先からのお礼状です。

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