2019/12/09 Mon
気合と覚悟のいる体育
私の配属先はマンダレー少年訓練学校というミャンマーにおける言わば少年院のような存在です。
そこに定員200名(日本の1人2畳の計算だと定員は100名程度)のところに520名の18歳までの子どもが収容されています。職員はわずか20名ほどで対応しており、教育活動を充実させることが困難な状況にあります。
そこで、私は教育活動を充実させることを中心に行っています。
その中でも未決の少年を収容している寮の子どもの数は他の寮の人数に群を抜いて、170人も50平米くらいのスペースで暮らしています。
その子どもたちは
裁判などの出廷
食堂に移動するとき
何か職員に用事を申し付けられたとき
週に1回の面会日
以外は全く外に出してもらえず、子どもの健康状況が心配されています。
また、病気や喧嘩も絶えません。
そこで継続的に体育を寮の中で行っていますが、寮に入るときには覚悟と気合が必要になります。
体育といっても慢性的に100名を超えた8月からは今までのように全員を対象にはせず、やりたいもののみを対象に行っています。
そこでは
二人組の腕立て伏せ
一人を背負っての腕立て伏せ
リンボーダンス
綱引き
といった狭いスペースでもせきるようなことしか行っておりません。
が、それでもやろうとする子ども、やりたがらない子どもと別れますが、
需要がある限りは帰任する日まで続けて、子どものストレス解消になればと思っています。
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