JICA海外協力隊の世界日記

音楽を楽しもう♪ 音楽でつながろう♪

楽器の修理屋さんを訪ねて...

 スリランカでも、トランペットやクラリネットなど、西洋の楽器を学校に取り入れて課外活動をしていますが、とんでもなく音がうまく出ない楽器を使っている生徒も少なくありません。

 調子が悪くなった時に十分修理できる人がいないので修理できない…という先生達の話を聞き、この国で1番腕のいいと言われる修理屋さんはどんな風にお仕事されているのか、お二人の方を訪ねてみました。

 管楽器の修理屋さんは、You Tubeなどで独学で修理を始め、その後海外でも修理を経験されたという。道具も手作りで、私たちはお話を伺いに行ったのに、逆にいろいろ教えてほしいと向学心いっぱい。たくましいなー…と感動。伝統楽器の笛も作っていらっしゃり、音に対するこだわりを感じられる方でした。

 もう一人訪ねた弦楽器の修理屋さんも、接着剤さえ試行錯誤。アイロンを逆さにして湯煎されていました。なるほど温度調整はしやすいかも。

 どちらの方も修理のパーツを手に入れるには海外から個人的なつてを使っていらっしゃり、新しいことを始めることの難しさを感じました。

 子ども達が未知の文化を知り、体験することは、音楽のみならず様々な可能性を広げられるだろうなーと思います。

 今スリランカには、教育普及のための私のほかに、教員養成大学で活動する者、地方のNGOで音楽の普及を手伝う者、オーケストラや弦楽器の指導をする者にリペアラーと、音楽だけで5名のボランティアが活動しています。

 この後、リペアの隊員が先生方を対象に簡単な楽器の修理方法について集中講義を行う予定。この国で手に入るものを使いながら、子ども達が少しでもいい状態の楽器を使うことができるように皆で支援していきたいものです。

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