2016/12/26 Mon
文化 生活
アーユーボーワン スリランカからこんにちは
「アーユーボーワン」
こう言って手を合わせて挨拶します。
スリランカは日本人にとって親しみやすい国だと思います。
協力隊になる前、協力隊の人達はどんな暮らしをしているんだろう?…と思い、時々このページを見ていました。
そんな私が、縁あってスリランカのコロンボにやって来て間もなく半年になります。
今まで読ませていただいた方への御礼の気持ちも込めて、これからここでいろいろと情宣活動させていただこうと思います。
さて、
『スリランカ』……ってどこにあるの? 暑いの?
スリランカは地図で見るとインドの右下にある涙の形の、日本と同じ島国です。インド洋に位置しています。(写真はコロンボから西を向いて海を撮りました。インド、アフリカ方面です。)
面積は北海道より少し小さいようです。山もありますが、広大な平地もあります。スリランカ中央あたりの小さな山に登ったことがありますが、見渡す限り緑の大地という感じでした。
私は7月にやってきました。8月は、多分太陽が日本の方に行っているからかな…って思えるくらい、日本で感じる酷暑は感じませんでした。その後も、日中の陽射しは強いですが、特に私がいるコロンボは風もあるので、耐えられないような暑さは今のところありません。11月頃、特に夜雨がよく降り、これが雨季なのかな?と思っていたら、最近はあまり降らなくなりさわやかな年末を迎えています。
そんなこんなでずーーーっと半袖で暮らしているので、だんだん今が何月なのか分からなくなってきました。でも、スリランカの人は美しく飾ることが好きなようで、クリスマスのデコレーションは11月から毎日あちこちで増えていきました。クリスマスツリーが飾られている隣で本物の椰子の木が生えています。その隣でスイカも売っています。
湿度は日本よりうんと高いと思います。こんなものが??ってものが錆びます。クリップ、ホチキスの針、USBのプラグ、楽器ケースの金属部分、…こんなこと初めてです。防湿用に持ってきたシリカゲルは、1日で赤くなります。
でも、今のところ風があるから大丈夫。暑そうな時は外に出ないようにする。半日出歩いたら半日はじっとしている。トロピカルフルーツをたくさんいただく…などなど体力を消耗し過ぎないように、楽しく暮らしています。
言葉は何語?
北海道より小さい島でありながら、仏教徒、ヒンズー教徒、キリスト教徒、イスラム教徒の方達がいらっしゃって、公用語はシンハラ語、タミル語、英語です。こちらに赴任することが決まってから、私はJICAの派遣前訓練でシンハラ語を習いました。文字を初めて見た時、びっくりしました。だってこんなでしたから。
ෂිරො තනො රි කො (私の名前です。)
最初は絵にしか見えませんでしたが、先生がスラスラ書かれるのを見て、だんだん文字なんだ…と思えるようになりました。外国の方にとっては日本語もお互いさまだと思いますけどね。
シニアボランティアって何?
私は学生時代に協力隊に憧れたけれど、地元で働きはじめ結婚したら子どもに恵まれ、そうこうしているうちに青年海外協力隊の年齢は過ぎてしまいました。でも、下の子も成人し、家族の了解も得られたので、シニアボランティアとしてやってきました。シニアは協力隊への参加が2回目、3回目だというベテランのボランティアさんもいらっしゃいますが、私のような者もおります。
青年海外協力隊には、同じスリランカでも、一番近くの店(数種類のスリランカカレーが食べられるそうです。)まで家から5kmという人もいます。(写真はスリランカカレーです。ごはんにいろんな具を乗せて、手で混ぜていただきます。)
他にも、井戸から水を遠慮しながら汲んでいるとか、しょっちゅう停電で冷蔵庫があるのに役に立たない…なんて言っている人もいます。青年海外協力隊は、身体一つで現地の暮らしに飛び込んで体当たりの外交をやっています。それに比べれば、特に私はコロンボ市内で、自宅のすぐそばにショッピングモールあり、日本食材だってあまり不自由なく手に入れることができる生活をしています。(写真はコロンボ市内です。今コロンボは、高層ビルの建設ラッシュです。)
そんな私の仕事は、西洋音楽教育を普及させるお手伝いをするということです。
スリランカの音楽って? 音楽教育って?
次回から紹介できたらな…と思います。
これからよろしくお願いします。
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