JICA海外協力隊の世界日記

添野良一のウルグアイ滞在日記

ウルグアイで剣道をしています。

今日は、私の活動に関する事を書きます。

実は、5年前程前マレーシア、ボルネオのコタキナバルに私は仕事で赴任しました。その時、ある人から、前任国でもすこし剣道をしていて私の趣味だと分かると、ここコタキナバルでも剣道をしている人がいますから、一緒にやってくれませんか・・と頼まれ、この熱帯の地で?どんな人たちが?と、半信半疑のような状態で出かけていきました。赤道近くの地域で、コンクリートの床で袴を着、面、胴着などを身に着け、懸命に竹刀を振っている人たちがいました。私は見学に訪れた当日から早速彼らと、帰国する直前まで余暇はすべて剣道三昧でした。ともにアセアン大会にも出かけ、彼らのお陰で本当に充実した日々でした。その後、定年退職となり趣味の剣道にも楽しみが出来ました。

2015年夏、世界剣道大会が日本武道館で開催され、KK(コタキナバル)の剣道仲間と一緒に出掛けてみました。剣道人口が、世界中にこんなに散らばっているんだ、と驚きました。

ここ中南米でも、剣道があります。今のところ、ブラジルが一番の強豪のようです。

ウルグアイにも、五ケ所程の道場があり、全部で51人(2015年8月時点)の登録者が剣道をやっています。

剣道は、防具等にも当初お金がかかりますから、厳しいものがあります。その中の剣道の有志が少しずつ集まり、2007年頃からJICAの支援を得て短期SV2名、長期SV2名の協力があり、私は、長期SVの3代目になります。

ウルグアイでも剣道をする人達は、比較的に経済に恵まれた人に思えます。また日本武道にも関心がある人が多く、最初は空手道から入り、剣道を始めたという人が多いです。また居合も、25名(2015年8月時点)の登録者がいます。居合道は、人数は少ないですが、熱心な人達です。

 ウルグアイ剣道仲間の希望であり、目標は、①ラテンアメリカ剣道大会でのウルグアイ上位入賞を目指す、②剣道人口の増加(80人程にはしたい)、③国際剣道連盟への加盟であり、私の活動目標は微力ながら、そんな彼らの支援をし続けることだと思っています。

上記の写真はブラジリアン柔術道場を利用している剣道グループの稽古風景です。道着も防具もまだ身に着けてはいませんが、初心者に稽古中です。

 上記の写真は日本人会道場での稽古風景です。道着、防具等は、日本からの寄付で集められた物を利用し身に着けている人もいます。

 十分な設備、道具もない中で、少しの時間を見つけては、熱心に剣道に打ち込む彼らと共に竹刀、木刀を振っています。練習後の良く冷えたガス入り水は最高に上手い!!

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