JICA海外協力隊の世界日記

エジプト地中海ぐらし

さよならは言えるうちに!!

家の近くにある小さな売店が閉店し、新しいお店に変わっていました。私がパンを買いにいくといつも笑顔で挨拶してくれたおっちゃんももういません。

 

私の家の周りの店々は入れ替わりが激しいです。

1年前からよく通っていたシーフードスープが美味しいお店はスポーツ用品店にかわってしまったし、

家のすぐそばの小道にあるクリーニング屋は移転してしまいました。

 

アパートの一階にある小さな売店も経営者が変わったのか、店頭に立つ人がかわっていました。昔は年配の女性で、今は若い男性の方が物を売ってくれます。

私がこのアパートに住み始めてすぐの頃、ドアの仕様が日本と異なることを忘れて、室内に鍵を閉じ込めてしまったことがありました。大家に電話してもつながらず、途方に暮れていたときに、一階にある売店の女性が食べ物を分けてくれて、一緒に大家の帰りを待っててくれました。

お店の従業員はいつの間にか新しくなり、その女性ともちゃんとお別れができませんでした。

 

 

私が道でトラブルになったとき、私の頬にキスをしてくれて、その場を収めてくれた白髪の男性にもちゃんとお別れが言えなかった。

モスクに連れて行ってくれた人や、アイスをサービスしてくれた気前のいいおじさん。

私の任期は残り3ヶ月。

また会えると思っていたら、会えないまま帰国まで時間がなくなってきました。

お世話になったエジプトの皆さんにちゃんとさよならと感謝の気持ちを伝えられるようにしたいです。

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