菅原洋子のミャンマー滞在日記(菅原隊員は帰国しました。)

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菅原 洋子
神奈川県

タイプ/職種
シニア海外ボランティア
作業療法士
派遣国
アジア
ミャンマー ヤンゴン市
一言メッセージ
ミャンマーへリハビリ支援のために来ました。政権交代で障がい者の人権も大切にする社会を期待しています。

 

神秘の仏塔 チャイティーヨ

2017.02.22

文化

 神秘の仏塔「チャイティーヨ」に行ってきました。通称ゴールデンロックと言い、大岩の上に一つの岩が危うい様子で鎮座していることで有名です。写真で見ての通り、今にも落ちそうで落ちないのは、この岩の上にある仏塔の頭髪がバランスをとっていると言われています。

 ヤンゴンからガイド付きのツアーは総勢4人で、日本から遊びに来た友人たちに私が便乗しました。1日のツアーは40ドル。ちょっと高いかなと思ったのですが、乾季の時期はお参りのミャンマー人や海外の観光客が多くガイドさんがいなければ行き帰りのトラックに時間通りに乗り込むことはできなかったでしょう。

 ヤンゴン発6時30分、途中のレストランで朝ごはんを食べ、ひたすら畑やゴム農園を通り抜けてキンプン・ベース・キャンプに着きました。途中第二次世界大戦の時にイギリス軍に追われた多くの日本軍や従軍看護婦が亡くなったという川を通りました。雄大な川は乾季でも豊かな水量を誇るように流れていました。

 キンプン・ベース・キャンプからは政府運営のトラックに乗り換えます。ここから一般車両は入れません。トラック乗り場には大勢の客が待っており、ガイドさんの後について迷子にならないようにするだけで精一杯です。乗車料金はフロントシートが3000チャット、荷台が2500チャットということで、私たちガイドさんを入れて5人はフロンシートに乗り込みました。フロントシートは運転手の後ろにある寝台に3人座り、運転手の横に2人腰かけます。そこからお寺まで約1時間。いろは坂のようなくねくね道で、急な坂道が続く中を60~70Km/Hでガンガン走るので、乗客は右に左に大きく揺れる中、必死に手すりにしがみつかなければなりません。

 標高1100mのトラックターミナルから約20-30分歩いてやっとゴールデンロックに着きます。参道はお店がひしめき、参拝客や観光客、お坊さんや駕籠かきの人などでごった返しています。ここの駕篭は、4人で肩に担ぎます。でっぷり太った乗客が駕篭の上で反り返っているところはインドの王様のように見えます。寺院の中にゲストハウスがあり、一泊して朝日を拝むことができます。お正月は参拝客が特に多いと聞きました。私の病院の二人のPTが家族で正月にお参りに行くと言っていたことを思い出します。2組とも一泊するそうです。

 落ちそうで落ちないのは神様の力によるとミャンマーでは信じられており、ガイドさんの説明によれば大岩とその上の岩の間は糸一本が通るほどの隙間があり、神の力で岩は浮いているのだということです。何でも確認したい私の友人は、それは実験したのかと聞いていました。また、他の友人は見る方向によって小さい岩は決して落ちないように安定してのっていると言います。とかく神を信じない日本人はこの場所についていろいろな感想を持つようです。

 一年に一度、岩の上の仏塔の掃除と金箔を貼りかえる作業があるそうです。大岩の上からでも深い谷が見下ろせるのに、この作業はどんなに危険なものかと思うのですが、怪我もなく執り行われるのですから神の力を感じます。多くの参拝客は仏塔の周辺で熱心な祈りを奉げ、岩に金箔を貼っていました。特にその日は日曜日でしたので、家族連れのミャンマーの人々が目立ちました。

 最後に掌の上にゴールデンロックを載せて写真を撮りました。これは隣のお坊さんを真似て撮ったので、失礼には当たらないようです。