JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

初めての出張

皆さんこんにちは!

今回は少し前のことになってしまいますが、ブータンに来て初めて出張に行った話を紹介します。

配属されて2か月ぐらい経った頃の話です。
この頃にはようやく配属先にも慣れ、業務も一通り理解し、具体的なプロジェクトを割り当てられることになりました。

このプロジェクトはシステムの新規開発案件で、この時ちょうど同僚たちが現状の調査や要望の聞き取りなどを実施しているところでした。
そして同僚の一人がユーザー様との打ち合わせに私も同行してはどうかと提案してくれました。
私はまだこのプロジェクトのことをほとんど知りませんでしたが、システムを理解するのに役立つかもしれないと思い打ち合わせに同行することにしました。

打ち合わせには2回参加することになり、1回目はワンデュ・ポダンで、2回目はパロで打ち合わせに参加してきました。
どちらの打ち合わせも普段なかなか入ることができないゾンの中で実施(ワンデュ・ポダン・ゾンは修復工事中のためすぐ近くにある仮設ゾンで実施)され、ちょっと緊張しながらの参加となりました。

打ち合わせはほとんどの部分がゾンカ語で実施され、正直なところその場では何を言っているかあまり理解できませんでした。
ただし、システムを作るという意味では実際に使われる状況などを把握できたため意味のある打ち合わせだったと思います。
また、同僚が英語で議事録を取っていて、それを見せてもらいながら打ち合わせに参加していたので、大まかな内容は把握することができました。(もちろん後で議事録をしっかりと確認しました)

後から聞いた話ですが、同僚たちはなるべく英語で会話するように頑張ってくれていたそうです。ただ、どうしてもゾンカ語を使用しないと説明できなかったり相手が理解できないところがあったらしく、ゾンカ語中心の打ち合わせになってしまったそうです。
私のためになるべく英語で会話しようとしてくれる同僚たちの配慮には、ほんと感謝しかありません。

ちなみに、コロナ禍で気軽に旅行にも行けない私を心配して、同僚たちが出張先の近くにある観光スポットに寄ってくれました。同僚たちの配慮には、ほんと感謝しかありません。

写真はワンデュ・ポダン・ゾンとパロ・ゾン。

では、また次回!

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