JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

医療事情ってどうなってるの?

皆さんこんにちは!

現地で病気やケガはしたくないものの、どうしても避けられない場合もあると思います。
実は私もブータン到着直後に家具で指を挟んでしまい、病院のお世話になりました。
そんな経験をもとに、今回はブータンの医療事情をわかる範囲でお伝えできたらと思います。

まず首都ティンプーにある病院ですが、国内最大となる国立病院(JDWNRH)があり、それを補助するような診療所や保健センターのような施設がいくつか存在しています。
地方に行くと大きな病院はほとんど無く、その病院で対処できないような患者さんは対応可能な別の病院に移送されます。
ブータンは山国で地方から都市部への移送には時間がかかったりするため、ヘリコプターを使う場合もあるようです。そのために、国立病院のすぐ隣にはヘリポートがあります。

もう一点、首都ティンプーにはメインの国立病院(JDWNRH)に加え、伝統医療院というものがあります。
JDWNRHが西洋医学での治療を行うのに対して、伝統医療院ではその名の通り伝統医療での治療(薬草による治療など)が行われるそうです。

次に診察についてですが、もちろん医療技術や医療機器の違いはあるものの、仕組みとしては日本と似ているような気がしました。
私が受診した国立病院ではそれぞれの診療科があり、該当する診療科で治療を受ける形でした。それぞれの診療科に受付があるので、そこで受付を済ませて番号をもらい、呼ばれたら診察という流れでした。

また、薬についても病院で処方してもらえました。
街の中にはいくつか薬局がありますので軟膏や消毒薬などちょっとした医薬品であれば薬局で購入することもできます。

ブータンの病院は診察費用が不要です。
私も実際に治療を受け、薬も出してもらいましたが、費用はかかりませんでした。
進んで病院に行きたいとは思いませんが、費用がかからなかったのは本当に助かりました。

写真は首都ティンプーにある国立病院(JDWNRH)と、伝統医療院の入り口。

では、また次回!

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