JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

1年目の振り返り

皆さんこんにちは!

時が経つのが本当に早くて、気が付けばすでに活動期間の半分が過ぎてしまいました。
今回は活動前半の1年間を振り返ってみようと思います。

活動に対する不安、言語に対する不安、そしてこれから始まろうとしている「まだよくわからない何か」に対する期待が入り混じる中、ついに始まったブータンでの活動。
到着初日の骨折を除けば、同僚たちはとても優しくすぐに馴染むことができ、順調な滑り出しだったと思います。

活動先にも慣れ、いよいよ本格始動というタイミングで新型コロナウイルスの感染状況悪化によるロックダウンに突入。
せっかく近づきつつあった同僚たちとの距離は振り出しに戻ってしまい、オンラインでの意思疎通もなかなかうまくいきませんでした。
さらに、在宅ワークによる同僚たちのモチベーションの低下や、既存システムでの障害の多発などもあり、結局ほぼ1人で開発を進めざるを得ない状況となってしまいました。
この頃は思うように活動が進められず、毎日イライラしながら在宅ワークを進めていました。

ロックダウンが解除されてからは、開発していたシステムのリリース時期が迫っていたため、それまでに作成した部分の仕様確認と修正作業をひたすら実施、本来の目的である「開発を通して技術移転を行う」という部分はほとんど実施できませんでした。
またこの頃、今後の活動の進め方など様々なことを考え、活動の効率やその他の観点からカウンターパートの交代を提案しました。

協力的で意欲のある同僚がカウンターパートになってからは、ようやく作業が進むようになり、何とかシステムをリリースすることができました。
システムがリリースされた後は多少落ち着きを取り戻し、少しづつですがカウンターパートへの技術指導なども行えるようになってきました。

ここまでざっくりと1年間を振り返ってみましたが、「やはり平坦な道ではなかった」というのが率直な感想です。
それと同時に、1年目で「新システムを開発してリリース」という成果が出せたことは非常に嬉しく思います。
活動後半では、同僚たちとのつながりをさらに深め、本来の目的である「開発を通して技術移転を行う」に焦点を当てて活動していく予定です。

写真は配属先の親睦会で行った修道院と、一緒に写真を撮ってくれた同僚たち。

では、また次回!

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