JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

ブータンの伝統的なお風呂

皆さんこんにちは!

今回はブータンの伝統的なお風呂「ドツォ」を紹介します。

昨年末に配属先のチーフに誘われ、チーフのご家族と一緒にプナカというところに行ってきました。
この旅行に誘われたとき、チーフから「ホット・ストーン・バス」があるからぜひにと勧められました。
このホット・ストーン・バスがブータンの伝統的なお風呂「ドツォ」です。
今回私はチーフのご先祖様が住んでいたというお家で今は民泊施設をやっているところのドツォに入ってきました。

このお風呂、ホット・ストーン・バスの名前の通り焼いた石を湯船に沈めて水を温めます。
浴槽は木で出来ていて、大人1人がゆっくり横になって浸かれる大きさです。
お湯には沢などの水を利用し、近くで石を焼く必要があるため湯船は屋外にあります。
私が入浴した所は結構山奥で、周りには棚田、横には川が流れている所でした。
まさに露天風呂です。

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また、直径15~30cm程度の大きさの石をいくつも焼いて熱くしておく必要があるため、準備に数時間かかることもあるようです。私が行った所でも2時間ぐらい前に見に行った時には既に準備が進められていました。

そして夜になり、辺りが暗くなった頃いよいよ入浴タイムです。
暗闇の中、棚田のあぜ道を歩いていくと焚火の明かりに照らし出されたドツォがありました。
もちろん更衣室などありませんのでその場で服を脱いで湯船に浸かりました。

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湯船から少し離れた焚火のところには石を焼いて待機してくれている方がいて、お湯がぬるくなってくると焼けた石を追加してくれます。
石1つ入れるだけでお湯の温度が結構上がるのには驚きました。
また、よく焼いてある石を直接湯船に沈めるため、その瞬間すごい音がしますし、沈めたての熱々の石が体の近くに転がってきそうで少しドキドキしてました。

どれくらい入浴していたのかはわかりませんが、たまに冬の空気で体を冷やしたりしながら結構長い時間湯船に浸かっていたと思います。
冬の夜空を眺めながらのんびりと浸かる露天の湯舟はとても気持ちがよく、すべての疲れが癒されていくようでした。

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では、また次回!

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