JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

ゴの下に着るもの

皆さんこんにちは!

今回は民族衣装のゴ(男性用の民族衣装)について、その中に何を着ているのかを書いていきます。

・デュゴとラゲ&ゴン
ブータン人がゴを着ている写真を見ると、白い袖口に気付くと思います。
これはゴの下にデュゴという薄い羽織りのようなものを着ているためで、その長い袖をゴの袖と一緒に折り返すことによって白い袖口が作られています。

そしてもう一つ、デュゴの代わりにラゲという筒状の白い布を用いて袖口を作ることもできます。
ラゲはただの筒状の布ですので、安全ピンなどでゴの袖に留めて使用します。
白い袖口はすぐに汚れてしまいますので、私は洗濯や交換がしやすいラゲを使用しています。
ただ、冬の寒い時期はデュゴを着た方が温かいです。
それと、私もじつはよく知らなかったのですが、ラゲを使用する場合はゴンという白い布で襟の部分を作るそうです。
(着こなしのルールとしてはラゲだけ使用しても問題ないため、私はゴンを使用していません。)

・ゴの下には何を着るの?
もちろん個人差はありますが、夏は下着(パンツ)とTシャツなどを着ています。
冬はシャツを重ね着したり、タイツをはいたりする人もいます。中にはゴの下にトレーナーやフリースを着ているツワモノもいます。

ブータンでは国内最高位の僧を含む仏教集団が夏(5月頃から)はティンプーのタシチョ・ゾンで、冬(11月頃から)はプナカのプナカ・ゾンで過ごします。
そして、この国内最高位の僧を含む仏教集団がプナカ・ゾンに移った後に、ゴの下にタイツなどをはくことが許されるような事を何度か聞いたことがあります。(厳密にはそこまで厳しくはありませんが)

では、また次回!

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