JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

システム開発の活動

皆さんこんにちは!

皆さん、IT職種、特に私が携わっているシステム開発について、普段どのようなシステムを開発しているの?そんなに開発することあるの?などと思ったことはありませんか?
そこで今回はシステム開発の活動について、私の活動を例に少し詳しく書いてみようと思います。

私たちJICA海外協力隊の任期は長期派遣の場合通常2年間です。(短期派遣や任期延長などで2年以外の場合もありますが)
その2年間の活動内容は、もちろん配属先からの要請内容によっても大きく異なりますが、私の場合「開発を通して同僚たちに技術指導を行う」ことがメインの活動内容となります。

ではその2年間にどのようなシステム開発を行うの?というところですが、基本的に配属先が使用するシステムの開発を行います。
日本の会社を思い浮かべていただければわかり易いかと思いますが、どのような会社でも1つや2つITシステムを使用していると思います。
例えば、会社の基幹業務をサポートするために会計システムや人事システム、給与管理システムなどが使われていることが多いです。
それに加えて、その会社のメイン業をサポートするためのシステムも使われていると思います。
例えば、旅行関連の会社であればホテルの予約システムなど、運送関連会社では配送管理システムや倉庫管理システムなどが挙げられます。

私の場合、GovTechという政府のIT関連全般を扱う政府機関で活動していますのでもう少し範囲は広がりますが、各政府機関で使用される、または使用されているITシステムの「開発」を行っています。
そしてこの「開発」という言葉には、
・ITシステムを新規で開発する
・既存のITシステムを運用・維持する
・既存のITシステムを改修する
という作業が含まれています。

ここで注目してほしいところは後ろの2項目です。
ITシステムは作って終わりではありません。
日々運用しなければなりませんし、故障や不具合が発生した場合は対応しなければなりません。
また、ニーズやトレンドの変化など様々な要因により新たな機能が必要になったり既存機能を変更する必要も出てきます。
もう1点、IT業界は技術の移り変わりが速く、使用しているアーキテクチャー(開発技術)のサポート期限が切れてしまったり、セキュリティー上問題があるため作り変えやアップグレードが必要になることも結構頻繁に発生します。(このため、一般的なITシステムを考えた場合、だいたい5年を目安にシステムを作り変えていく必要があります。)

いろいろ専門的なことも書きましたが、私の活動はITシステムを新規で開発するだけでなく、既存ITシステムの安定稼働に必要な維持作業や改修作業なども行っています。そしてこれらの作業は突発的に発生するだけでなく定期的にも必要となるため作業が途切れることはまずありません。

では、また次回!

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