JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#19 同期の活動先で農業クイズ

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今回は同期の活動先にお邪魔し、子どもたち向けにちょっとしたアクティビティをした時のお話です。

同期は障害児・者支援という職種で特別支援学校に配属されています。学期ごとに担当するクラスが変わり、様々な障害を持つ子どもたちに対して授業をしています。

今回は聴覚障害を持つ子どもたちのクラスでの活動を見学させてもらいました。

耳が聞こえないので、同期隊員や先生、子どもたちは手話で会話をします。

私も表を見ながら挑戦しましたが、覚えるまでが大変。しかし、子どもたちが積極的に教えてくれて、私が少しできるようになるととても喜んでくれ、心が通じることができました。

日本語、英語、現地語でも手話はそれぞれ違うそうで、手話を使いこなして授業をしている同期隊員の姿に感心しました。

授業の後は、アクティビティタイム。今回、稲作栽培(私)と家畜飼育という職種で活動している同期隊員と一緒に稲作部門、家畜部門の簡単な農業クイズを用意し、実施。

タブレットで問題をみせながら○×式で、正解するとシールがもらえる仕組みでした。

アクティビティは大盛り上がり。11問みんな結構悩んでいて、意見が割れることもしばしば。

正解発表のタイミングは毎回ドキドキで、正解したら心からのガッツポーズで喜びを表現!見ているこっちもとても楽しませてもらいました。

今回私が用意した稲作部門のクイズの中で、最初の超簡単な第1問目として、小麦と稲の写真を見せて、稲はどちらでしょうという問題を出しました。

このくらいの問題はみんな分かるだろうと思っていたのですが、びっくりすることに多くの子どもたちが小麦を選びました。

ザンビアの食卓では米は以前よりも身近になっていて、口にすることが多かったり、マーケットなどでも簡単に手に入れることができますが、作物としての稲はザンビア人にとってあまり身近ではないことを実感しました。

1問ごとに正解発表の後にはその問題に対する簡単な解説や豆知識などもはさみ、子どもたちに稲について身近に感じてもらう良い機会となりました。

初めて訪問したのに、ウェルカム精神満載で受け入れていただいた同期隊員の配属先に心から感謝します。

手話4.jpg

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