JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#20 農家圃場での収穫!みんないい笑顔

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今回は雨季初めに稲の種を配って研修やモニタリングを行ってきた農家圃場での収穫の様子をお届けします。

モニタリングの回でも書いたのですが(「#13稲作農家のモニタリング」参照)、ザンビアでは今雨季、異常な雨の少なさでした。

稲は水がないと育ちません。灌漑設備にアクセスできない農家も多く、そのような農家圃場ではほとんどの稲が枯れてしまうという厳しい状況でした。

そんな厳しい状況の中でも、何とか水を確保することができ、穂が実るまでたどり着いた農家圃場において、収穫処理研修を実施しました。

農家圃場収穫3.jpg

収穫するタイミングや、収穫の仕方、収穫後の処理など、ポスターや道具を使って実際にやって見せながら、農家に説明しました。

今回収穫までたどり着いた農家が少なかったため、この研修に関心をもってくれるかとても心配でした。しかし、実際に収穫や脱穀(穂から籾を取り除くこと)作業を体験してもらいながら研修を進めることで、農家の関心を高め、楽しんでもらうことができました。

今回稲作に失敗してしまった農家も、この研修に参加したことで、次回はリベンジしたいとモチベーションがあがった様子でした。

これまで大変なこともたくさんありましたが、みんなで実った稲を一緒に収穫して、笑顔で写真を撮った時、ザンビアに稲作隊員として来て良かったと心から思いました。

今雨季で分かった課題もたくさんあるので、それを来雨季で活かせるように今後も精進したいと思います。

農家圃場収穫5.jpg

話を熱心に聞いてくれている農家の様子。

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