JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#61 学校のバケツ稲ついに収穫!

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今日は学校で行っていたバケツ稲栽培がとうとう収穫を迎えた時のお話です!

12月からスタートし、まず稲についての基礎知識を教え、そこから実際に種を渡し、水に漬けて発芽させ、苗を育ててからバケツに移植し、成長観察を行ってきました。

これまで苗を育てる段階で枯れてしまってやり直したり、潅水当番がうまく機能せずに稲が枯れそうになったり、たくさんハラハラすることがありましたが、ついにこの時を迎えることができました!!!

「これ、レモングラスに似ているね。本当に稲なの?」

「本当にこれがお米になるの?」

「知らない間に茎が増えている!先生が勝手に植えたでしょ!」

と不思議そうに見つめていた子どもたちの顔が、今日は

「本当にお米がなった!!!」

とキラキラしていました。

穂が黄金色に染まり、みんなで待ちに待った「収穫」という大仕事に挑みました。

収穫前にそれぞれ自分が育てた稲と私とその生徒で記念写真。

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その後、手で丁寧に1本1本穂を摘み取っていきます。

そしてその穂を持ってまた記念写真。みんな素敵な笑顔です。これをみて私も笑顔になれます。やってよかったな~としみじみ実感。

この写真を使って後日終了証を1人1人に作る予定です。

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そして脱穀作業。

これも手で1本1本、粒を穂から取り除いていきます。

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こうして種もみとなり、生徒にお土産として持って帰ってもらいました。

最初は数粒でスタートした稲ですが、誰もが封筒にいっぱい入るくらい収穫できました。

これをまた植えることでどんどん種を増やすことが出来ます。

稲を育てるということは、時間や手間がかかり、思い通りにいかないこともあります。

でもだからこそ、自分の手で育てたお米を収穫する瞬間は、特別な重みと喜びがあります。

それは、教室の中では学べない、自然や命、食べ物への感謝の気持ちにつながっていくのではないでしょうか。

今日のこの収穫の喜びが、彼らの心のどこかにずっと残ってくれたら。

それが、私にとって何よりも嬉しいことです。

収穫8.jpg

収穫9.jpg

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