2025/07/08 Tue
人 活動 自然
#60 農家圃場でもいよいよ収穫!


Muli bwanji!(ムリブワンジ!)
ザンビアからこんにちは!
今日は昨年から一緒に頑張ってきた農家圃場での収穫の話です!
昨年12月に播種をした農家圃場でいよいよ収穫を迎えました!!!(播種については「# 36 陸稲播種」参照)
これまで、水不足が続き、使っていたホースポンプが何度も故障し、さらには電線が盗まれるなど予想外のいろいろな困難がありました。
「もうダメかもしれない」と何度も何度も思いました。
それでも農家さんは決して諦めませんでした。
お互い意見や思いが異なり、喧嘩になったこともありましたが、一緒に出来る限りのことを1つ1つ乗り越えてきました。
そんな中で、少しずつ葉が伸び、茎が増え、穂が出てきたときの喜びは忘れられません。
そしてついに迎えた収穫の日。
農家さんも嬉しくてこの表情です。まるで稲の神様みたい笑
刈り取った稲穂を見ながら、「私たちの努力の結晶だ!」と語る農家さんの言葉が、胸に深く残りました。


収穫後は、ビールケースに叩きつける方法で脱穀。収穫した稲を束ねて持ち、プラスチック製のビールケースに叩きつけて籾を落とします。
その後、ざるやバケツを使って上から籾を少しずつ落とし、風の力で軽いゴミや籾殻を吹き飛ばします。
この風選作業を何回か繰り返すと、きれいな籾だけ残ります。


この一連の作業に興味を持った子どもたちも集まって来て、はしゃぎながら収穫後の稲わら集めや、脱穀作業を体験していました。
そんな風景をみて、「こうやって農業の技術や喜びは世代を超えて受け継がれていくんだな」と、しみじみ感じました。
収穫が終わった圃場を見て、今までの日々の努力や苦労、笑顔が思い出されました。
あの時、踏ん張って良かった。心からそう思える収穫になりました。
収穫は他の隊員にも手伝ってもらいました!感謝です!
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