JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#23 水が出る、電気がつく、お湯が出るはとても幸せなこと

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今日はザンビアでの住居事情のお話です。

蛇口をひねればいつでも水が出ること、スイッチを押せば電気がつくこと、寒い日にお湯のシャワーを浴びることができること...などなどそれは日本では普通に生活していて、当たり前のようなことです。

しかし、ザンビアに来て、それらは奇跡のようなことで、決して当たり前のことではないことを痛感しました。

逆にザンビアでは停電、断水が当たり前です。他にも、住居に関しては、トイレがすぐにつまって流れなくなったり、水道管が破裂して、それを塞いだら違う箇所が破裂したり、これは先輩隊員の話ですが、雨がたくさん降って天井が抜けたり...。日本では考えられないようなことがザンビアでは普通に起こります。

水が出るようになったと思えば、水圧が強すぎてシンクから水が床にはねて水浸しになったり、停電が復活し、冷蔵庫が機能するようになったと思えば、冷凍庫に霜がたまり、扉が開かなくなったり...

その度に日本の設備や設計がいかに素晴らしいものか実感させられます。

住居事情3.jpg

停電や断水、住居のあらゆる不具合に生活やメンタルが大きく左右される日々ですが、それを経験して分かることや身に着く技術もたくさんあります。

断水の時は、あらかじめ断水用に溜めておいた水で水浴びをしたり、洗濯をしたりしています。最初は5ℓボトルを5個くらい使って頭や身体を洗い流していましたが、だんだん要領をつかみ今では5ℓボトル3個の15ℓあれば余裕で全身を洗い流すことができるようになりました。逆に洗濯(手洗い)では、泡を完全に流すのにはかなりの水を使わなければなりません。そんなことも普段制限なく水を使える日本ではなかなか気づけないことです。

停電の時は、外の星や月がとても綺麗に見えて感動します。ろうそくの灯りで癒されます。他にも気づくことがたくさんあります。

それはこの生活を経験しないと分からないことばかりです。とても貴重な経験です。

大変なことも多いですが、残りの任期もこの生活を楽しんでいきたいと思います。

住居事情5.jpg

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