JICA海外協力隊の世界日記

さあやのザンビアタイム

#22 稲のポット栽培

Muli bwanji!(ムリブワンジ!)

ザンビアからこんにちは!

今日はポット栽培している稲の実験についてです。

私の配属先では、稲を圃場の他にもスクリーンハウスでポット栽培をしています。

ポット栽培では、やりたい実験条件に合わせて栽培することや水の管理、調査などが圃場よりも容易にできるメリットがあります。

ポット栽培4.jpg

小さな赤ちゃん苗を植えてからぐんぐん生長していく稲の様子を間近でみることが出来るのもとても楽しいです。

私は今回、根っこの形態を見ることが出来る調査をいくつか実施しました。

中華ショップで売られていたざるに角度ごとに印をつけ、赤ちゃん苗を植えるときにそれを一緒に植えて、根の成長が最盛期になる、穂が出る時期に引き抜くことで、根っこがどの角度からどのくらいの本数が出ているかを見ることが出来ます。

ポット栽培6.jpg

他にも、地上部を刈り取った断面に脱脂綿をつけてラップと輪ゴムで固定し、一定時間経った後に、脱脂綿の重さを測ることで、根が吸い上げた水の量が分かります。

このような実験から、根っこの形や量が地上部の生育にどのような影響を与えているかを考察することが出来ます。

地上部は目に見えますが、地下部は目に見えない世界で、調査の時まで分からないのでドキドキです。

一緒に調査していた作業員たちも成長した稲の根っこを見るのは初めてのようで興味津々でした。

調査から新たな発見がうまれ、考察していく研究の面白さをこれからも伝えていきたいです。

ポット栽培7.jpg

ポット栽培8.jpg

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