JICA海外協力隊の世界日記

産婆トモコが見たガーナ

私がGhanaに来たきっかけ。

私はガーナに助産師として2014年7月から派遣されています。 今回は私がガーナにやってきた、きっかけについて書きたいと思います。 私は神戸の長田区の出身です。10歳の時に阪神淡路大震災を経験しました。今でも鮮明にあの日のことを覚えています。 たくさんの人が怪我をし亡くなりました。病院も患者さんで溢れ、十分な医療を受けられる状況ではありませんでした。医療を受けたい時に医療を受けることができないことは、とても辛いと感じました。 その時に「途上国は毎日十分な医療を受けることができているのか?」「途上国の人々は、同じような思いを毎日しているのでは?」と疑問に思うようになりました。 神戸の町は多くの人の助けによって復興しました。ならば恩返しではないが、医療が不足している国で医療を提供できないかと思うようになりました。それが青年海外協力隊に参加するきっかけでした。 そして途上国の大きな課題である、母子保健分野に関わるため助産師になりました。 そしていまガーナで活動をして一年が経過しました。 あっという間だった一年でした。 助産師として見たガーナは、想像していた以上に医療が発展していたこと、そしてママや赤ちゃんの生命力が強いということです。 私自身助産師としてたくさんの経験をしました。医療機器は決してたくさんありませんが、「手で触れ、感じて赤ちゃんが元気かを知る」そんな助産師の原点とも言える活動を毎日しています。 ガーナの医療は着実に発展してきていますが、妊産婦や新生児死亡率は依然として高いことが課題です。少しでもこの課題を解決できるように活動していくことが今の私の目標です。

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