2014/12/20 Sat
文化
秘密の友だち
こんにちは。
カトリックが多いコスタリカは今正にクリスマス真っ最中。
クリスマスが12月25日だけだなんて思ってはいけません。
12月に入ってからは街も職場も食べ物もクリスマス一色です。
私の机にもリースやくつ下を飾ってくれるので日に日に身の回りが華やかになってきました。
お礼に私も折り紙といらない紙でクリスマスの飾りをつくってみました。
最近私の職場では折り紙が大流行しており、、、
この後定時時間内にも関わらず「折り紙でサンタをつくろう」教室が始まったのは
言うまでもありません。笑
さて、コスタリカ(中南米?)のクリスマスのプレゼント交換の手法に
「アミーゴ(amigo)セクレト(secreto)」というものがあります。
直訳すると「秘密の友だち」です。
簡単にルールをご紹介します。
始めに参加者全員の名前が書かれた紙を箱に入れて、
1人1枚引きます。
その紙に書かれていた相手が私がプレゼントを贈る相手になります。
私は週に1回その友だちに自分の名前を明かさずプレゼントを贈ります。
自分が誰なのか分からないようにプレゼントの内容やメッセージカードには
細心の注意を払わなければいけません。
グループによって回数は違うようですが1ヶ月前くらいから始めることが多いようです。
私の職場では合計3回、
初日は200円程度の小さいもの、そこから段々値段を上げていき、
最終日には2500円程度のプレゼントを贈るというルールがありました。
私が2回目にもらったプレゼントがこれです。
![](https://world-diary.jica.go.jp/takahashi/FullSizeRender%20%281%29.jpg)
![](https://world-diary.jica.go.jp/takahashi/FullSizeRender%20%281%29.jpg)
中にはお菓子が入っていました。
かわいい。この絵から相手は男の人かなーなんて思いました。
ちなみに最後の2500円のプレゼントは、
自分が欲しいものを、自分にプレゼントをくれる相手に伝えることができます。
掲示板に書き込んだり、メールを送ったり手法はいろいろあるようですが、
私の職場では市長さんの部屋の外にあるクリスマスツリーに
自分の欲しいものを書いたカードをぶら下げるというルールでした。
発想がすごくかわいいっ!
誰もいない時にこっそりツリーに行って
たくさんのカードの中から自分の相手のカードを探します。
私の相手はお弁当箱を入れる小さいカバンが欲しいと書いていたので
クリスマスの買い物でごった返すショッピング街に買い物に出かけたのですが、、、
コスタリカ人の好きな色と私の好きな色が違うのは確かなのですごーく難しかったです。笑
私はマフラーが欲しいと書いたのですが、
マフラーは身につけるもので好みが分かれるので私の秘密の友だちはとても困って
私のカウンターパートに相談したと後から聞きました。
自分の知らないところで一生懸命考えてくれたと聞くと
すごく嬉しいですよね。
そして先日最終日を迎えやっと私の秘密の友だちに会うことができました。
1ヶ月に渡る長いプレゼント交換。
遊び心があって、わくわくしてすごく素敵な文化だと思いました。
来年も楽しみです。
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