JICA海外協力隊の世界日記

ペトラ遺跡の歩き方 2022~2024

【新連載】ペトラ遺跡の歩き方 2022~2024

السلام عليكم

中東のヨルダンからこんにちは。

ペトラ遺跡の歩き方 2022~2024

執筆者の高池遼(たかいけりょう)と申します。

※某旅行ガイドブック○○の歩き方とは一切関係ありません

私は現在ヨルダンの世界遺産ペトラ遺跡で観光隊員として活動しています。

このブログを通して私の活動やペトラ・ヨルダンの魅力を多くの方に知って頂けたら嬉しいです。

突然ですがここで質問です。

ヨルダンの観光地どこか知っていますか?

多くの日本人の方にとってヨルダンの観光といってもイメージが湧きづらいのではないでしょうか。

そもそも中東って危ないんじゃないの?と思われる方が大半だと思います。

私もこの国に来るまでは同じ考えでした。

しかし、ヨルダンで生活していく中でこの北海道と同じくらいの小さな国土の中にバラエティに富んだ観光地が沢山あることに驚かされます。

体が浮かぶ事で有名な死海、スターウォーズやアラジンの舞台になったワディ・ラム砂漠。

ローマ時代、十字軍、オスマン・トルコ時代の遺産の数々... この国には多くの魅力が詰まっています。

数あるヨルダンの観光地の中でも私の任地ペトラ遺跡は特別です。

ペトラに沈む夕日を初めて見た時の感動は今でも鮮明に覚えています。

首都アンマンから南部へバスで3時間半。

ペトラは約2000年前にナバテア人によって造られたナバテア王国の首都で香料貿易によって繁栄しました。

1985年に世界遺産登録、2007年に新・世界七不思議の1つに選ばれました。

また有名な映画インディ・ジョーンズ最後の聖戦の舞台にもなっています。

日本の弥生時代くらいに造られたペトラはローマ帝国に併合された後、交易拠点としての重要性を失って徐々に衰退し、1812年にスイスの探検家が「再発見」するまで西欧社会からは忘れ去られていました。

未だに解明されていない謎が多く歴史ロマンに溢れた場所なのです。

私はペトラの街ワディ・ムーサの夜景が好きです。

日常の中に光る素朴な美しさがあり初めて見た日からずっと好きで毎晩見ても飽きることがありません。

ペトラは部族社会でベドウィン(遊牧民)の方も多くいて、首都アンマンを中心とした北部の地域とも違った特色があり面白い場所です。

現在この地域に住む唯一の日本人として今後のブログ記事でこの地域のリアルを紐解いていきます。

なるべく旅行ガイドブックには掲載されていない様な現地生活者ならではの発信をしていきますので興味のある方は是非読んでください。

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