Dive into Jamaica

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高間 億人
東京都

タイプ/職種
青年海外協力隊
水産開発
派遣国
中南米
ジャマイカ セントアン教区ディスカバリーベイ
一言メッセージ
ジャマイカの北部ディスカバリーベイにある海洋研究所で働いている2017年度3次隊の高間億人です。ジャマイカの海洋自然を紹介出来ればなと思っています。

 

続・気になったらとりあえず食べてみよう

2019.06.14

生活 自然

みなさん、こんにちは

海藻食べてますか?私は食べていません。というより飲んでいます。


先日記事にした「気になったらとりあえず食べてみよう」で食べたアイリッシュモスが実は色々種類があったので追加で記事にします。次はもうないと思っていたんですが、まさかまたこれを記事にするとは思いませんでした。

今回も写真のようなアイリッシュモス(ヤハズツノマタ)を採ってきたつもりだったのですが、間違えて別種を採ってしまいました。前回のアイリッシュモスに比べると枝の径が大きく岩に固着しておらず、さながらタンブルウィード(西部劇に出てくるアレです)のように海底をコロコロ浮遊していました。

地元の人に聞いたらこれはアイリッシュモスの仲間(Irish Moss Relative)と説明されたのですが、これはむしろキリンサイ(Genus Eucheuma)に近い生き物ではないかなと考えています。というかキリンサイそのものでした。

ん!?キリンサイ!?

日本の海藻業界では「奇跡の海藻」と呼ばれ、ビタミンミネラルなどの栄養価が高く、健康食として注目を集めている海藻じゃあないですか!?個人的にすごい発見です。ジャマイカでは種々の海藻を総じてアイリッシュモスとしてエナジードリンクとして飲んでいますが、理にかなっていました。

世界日記を書くときは大体「これはニッチすぎて誰もついていけないよなぁ」とか「他の隊員の世界日記に比べて地味だからもう一工夫欲しいな」など下心を出して色々考えて書いているのですが、今回もニッチすぎて伝わらないかもしれません。しかし、キリンサイは東南アジアやフィジーなどの島国で盛んに養殖され、海藻をよく知る方ならメジャーないわば海藻界の越中詩郎氏。まさに藻類の平成維震軍

今回自分が採ってきた目的は「アイリッシュモスを美味しくいただくことに挑戦する。あわよくば世界日記に載せよう」だったのですが、それ以上に今回見つけてきたアイリッシュモスが実はキリンサイだったという事が大きな驚きでした。

今回は写真のようにカゴに入れてしっかり天日干しをして、カリカリになるまで、乾燥させてから加工する予定です。今後の予定としては煮出して、ゼラチン質だけを抽出して寒天やトコロテンを作る予定です。

大きなスーパーでアーモンドエッセンスなどが手に入れば、杏仁豆腐が出来ますし、他にもミルク寒天、ブルーマウンテンコーヒーから作るコーヒーゼリーなど色々挑戦できそうです。前回のようにぬるぬるコーラみたいな同じ轍は踏まない予定です。

これを湯がいて食べるだけで多くのビタミンを摂取する事が出来るので、今ジャマイカが直面している肥満への対策に大きく寄与するのですが、海藻食が馴染みでないジャマイカでこれを流行らすことは非常に難しいでしょう。これがジャマイカで浸透すれば非常に面白いことになりそうなのですが、もう少し先の話になりそうです。