JICA海外協力隊の世界日記

Dive into Jamaica

海の世界と珍しい現象

みなさん、こんにちは、

派遣される前には想像もしていなかった事に「元号が変わる」があります。平成で派遣されて令和に帰ってくるとは想像もしていませんでした。日本へ帰ったら紙幣と元号が変わっているというのはなんというかタイムスリップしたような感覚に襲われそうですね。後、自分の好きな歌手が逮捕されるのも想像していませんでした。
今回もジャマイカで見かけた海の中でも感動した物の続きです。
1枚目はマダラトビエイSpotted Eagle Ray (Aetobatus narinari)の群れです。繁殖のシーズンだとこのように群れで泳ぐらしいのですが、見たのはこれ一回きりです。沖縄でも見かけたことはあるのですが、このように群れで大量にとなると離島に行かないと見かける事ができないシーンだと思います。仕事とプライベート合わせて200回以上ここに入っていますが自分もこれ以降一回も見かけていません。今年も見られなかったので結構悔しいです。

2枚目はシビレエイAtlantic Torpedo(Torpedo nobiliana)です。

地味な見た目ですが、その名の通り体内電気を使って獲物を捕まえる事ができるすごいエイです。まさかジャマイカで見かける事ができるとは思いませんでした。この他にも固有種であるYellow Sting Rayや Southern Sting Rayなどはよく見かける事が出来ますが、これに関しては指折り数えるほどしか見ていないです。この写真を撮った時にいた友人は「エイよりあなたが無駄に興奮している事に驚いた」とドン引きしていました。

3枚目はただの直立した空のフィッシュポットです。

しかし、このフィッシュポットが立っているのは自然の力などではなくイルカが中の魚を食べるために自分で動かして立てたそうです。フィッシュポットを立ててその後罠口まで誘導して美味しくいただいて行くのがやり口らしく、直立した空のフィッシュポットはイルカによる食害の跡として残っていくそうです。この現場近くで確かに一回だけ野生のイルカを見たことがありますが、ここまで賢いとは思いませんでした。

このようにフィールドに出れば何かしらを学ぶことがあり、未だに興味がつきません。このようにジャマイカでは未だに未開の自然が残されており固有の生き物や現象に出会うことができる素晴らしい国です。この美しい国で自分が何かしらの貢献が出来ればなと常々思います。

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