JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ便り★ハムドゥリッラー

モロッコといえば・・・?!

モロッコと聞くと砂漠をイメージする方が多いのではないでしょうか?

私もその一人です。しかし砂漠はアトラス山脈を越えていかなければなりません。移動に12日かかります。結構遠いのです…

そのため今まで行けていませんでしたが、先日やっと念願のサハラ砂漠に行ってきました。

今回はメルズーガ(Merzouga)という街から砂漠へ。

任地から南下して行くにつれて土が赤っぽくなり、空気が乾燥し、太陽の光が強くなっていきました。

メルズーガへ行く途中にカスバ街道というところを通り、バラで有名な街やトドラ渓谷など少しずつ立ち寄って南の街を楽しみました。時折、遊牧民の人々の姿も。

いつもと違う景色、雰囲気、空気に砂漠への期待が膨らみます♪

砂漠まではチャーターした車で行き、砂漠の中はラクダで移動しました。

ラクダに乗る前に、砂や光から保護するためにサハラ流の巻き方でストールを巻いてもらい、いざ出発!

写真のような感じで、目以外はストールで覆います。

砂からも太陽光からも守ってくれ、とても良かったです。

1時間半ほどラクダに揺られ、一晩過ごすキャンプ地へ。

アラジンのような格好をしたラクダ引きのお兄さん達が、時折「大丈夫?」「楽しい?」と日本語も交えながらリードしてくれます。

観光客とのやりとりから日本語を覚えたそうです。

他にも何ヶ国語か話していて、モロッコ人の語学習得能力の高さはすごいなぁと改めて思いました。

初めは慣れなかったラクダも、だんだんとコツを掴み、ラクダの歩くリズムに自分の体を預けられるように。

キャンプ地はテントの中にベッドがあり、トイレもあり、思ったよりも快適でした。

ベルベル民族の味付けのタジン料理を食べ、ベルベル民族の音楽演奏を聴き、星空観察へ。

雲が多めでしたが、砂漠で寝転がって見る星は格別でした☆

風の音とラクダの歩く音、自分達の話し声…目の前に広がる一面の砂漠。

自然の中にいること、自然の偉大さを強く感じることができた、素晴らしい経験でした。

モロッコは自然豊かで、色んな表情がある魅力的な国だと改めて感じました^^

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